インプラント治療後の食事は?避けるべき食品とおすすめの食べ方

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松山歯科医院です。
インプラント治療を受けた後、食事に不安を感じる方は多いのではないでしょうか。
手術直後は傷口がデリケートな状態のため、食べるものや食べ方に注意が必要です。
適切な食事を選ばないと、治癒が遅れるだけでなく、インプラントが安定するまでの期間に影響を及ぼす可能性もあります。
今回は、インプラント治療後におすすめの食事や避けるべき食べ物、術後の過ごし方について詳しく解説します。
正しい食事を意識することで、スムーズな回復につながり、インプラントを長持ちさせることができます。

 

『インプラント治療後の食事で気をつけること』

インプラント手術後の食事は、傷口に負担をかけないことが最も重要です。
特に術後3日間は柔らかいものを選び、刺激のある食品は控えましょう。
また、噛むときはできるだけ手術部位を避けるよう意識することが大切です。

  • 食事の温度は常温にする(熱すぎる、冷たすぎるものは避ける)
  • 噛む力が必要な食品は避ける(硬いものや粘着性のある食品はNG)
  • 手術部位を避け、反対側の歯で噛むようにする
  • 栄養バランスを意識し、タンパク質やビタミンを含む食品を摂取する

 

術後の食事は、傷口に負担をかけず、消化がよく、栄養価の高いものを選びましょう。

● 柔らかい食品

おかゆ、雑炊、煮込みうどん、茶碗蒸し、ポタージュスープ、ヨーグルト、ゼリー、豆腐など

● 栄養価の高い食品

  • タンパク質が豊富なもの(鶏肉、魚、大豆製品)
  • ビタミンが多く含まれるもの(ほうれん草、にんじん、かぼちゃ)
  • カルシウムが豊富な食品(小松菜、チーズ、しらす)

これらの食品を適温で調理し、食べやすい大きさにして摂取することがポイントです。

 

『インプラント治療後に控えるべき食べ物』

術後は傷口を刺激しないよう、以下の食品は避けましょう。

● 硬い食品

  • せんべい、ナッツ類、フランスパン、するめ、ハードキャンディ

● 粘着性の高い食品

  • お餅、キャラメル、ガム、ドライフルーツ

● 刺激の強い食品

  • カレー、わさび、マスタード、唐辛子を使った料理

● 極端に熱い、または冷たい食品

  • 熱々の味噌汁、鍋料理、アイスクリーム

これらの食品を摂取すると、傷口への刺激が強くなり、痛みや腫れが悪化することがあります。
少なくとも術後1週間は控えることが推奨されます。

 

『インプラント治療後に注意すべき飲み物』

食べ物だけでなく、飲み物にも注意が必要です。
以下の飲み物は術後の回復を妨げる可能性があるため、控えましょう。

● 避けるべき飲み物

  • アルコール(血行が促進され、出血のリスクが高まる)
  • 炭酸飲料(刺激が強く、傷口に負担がかかる)
  • 酸味の強いジュース(グレープフルーツジュース、レモンジュースなど)
  • 熱すぎる飲み物(コーヒー、紅茶、熱湯)

これらの飲み物を控えることで、術後の痛みや炎症を抑えることができます。

 

『インプラント治療後に気をつける生活習慣』

食事だけでなく、生活習慣もインプラントの成功に大きく関わります。
術後の過ごし方を見直し、適切なケアを心がけましょう。

● 控えるべき行動

  • 激しい運動(血流が増加し、出血のリスクが高まる)
  • 長時間の入浴(体温が上昇し、腫れや痛みを引き起こす可能性がある)
  • 喫煙(血流が悪化し、インプラントの定着が遅れる)
  • 強いうがい(傷口を刺激し、出血の原因になる)

術後は安静を心がけ、無理のない範囲で日常生活を送ることが大切です。

 

『まとめ』

インプラント治療後の食事は、傷口への負担を最小限にすることが重要です。
特に術後3日間は柔らかく常温の食事を摂り、刺激のある食品は避けましょう。
1週間ほど経過すると、ほとんどの食品を食べられるようになりますが、インプラントが完全に定着するまでの数カ月間は、硬い食べ物を控えることが望ましいです。
適切な食事と生活習慣を意識することで、スムーズな回復とインプラントの長持ちが期待できます。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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