「歯医者が怖い」あなたへ。痛みを最小限にする当院の約束と技術

松山歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の松山です。
「歯医者さんには行かなきゃいけない。でも、怖くて予約の電話ができない…」 そんな葛藤を抱えながら、痛み止めを飲んで我慢したり、放置してしまったりしている方は、実はとても多いのです。
過去に受けた治療ですごく痛い思いをした、押さえつけられて怖かった、先生に怒られた…。 そうした苦い経験がトラウマとなり、「歯医者=恐怖の場所」と刻み込まれてしまうのは、無理もないことです。
しかし、歯科医療は日々進歩しています。 痛みへの配慮、コミュニケーションの取り方、そして器具の改良により、昔のような「我慢する治療」から「快適な治療」へと変わりつつあります。
この記事では、歯科医師として私が最も大切にしている「痛みに配慮した診療」の具体的な中身と、患者さまの不安を和らげるための取り組みについて、包み隠さずお話しします。 「ここなら大丈夫かもしれない」 そう思っていただけるきっかけになれば幸いです。
目次
- その「恐怖心」、決してあなただけではありません
- まずは「お話」から。あなたの「苦手」を教えてください
- 「いつの間にか終わっていた」を目指す麻酔テクニック
- 治療中も安心。あなたと私たちの「お約束」
- 音、におい、姿勢…五感へのストレスを減らす工夫
- 治療後も痛ませない。帰宅後のケアについて
- まとめ
その「恐怖心」、決してあなただけではありません
まず最初にお伝えしたいのは、「歯医者が怖い」と感じることは、決して恥ずかしいことではないということです。 大人の方でも、男性でも、診療台(ユニット)に座ると緊張で心拍数が上がったり、手に汗を握ったりされる方はたくさんいらっしゃいます。
恐怖心の正体は、多くの場合「予測できない刺激」への不安です。 「いつ痛くされるか分からない」「何をされているか見えない」 この状態では、感覚が過敏になり、ほんの少しの水しぶきや風圧でさえも「痛み」として感じ取ってしまいます。
当院では、患者さまが抱えるその「怖さ」を否定しません。 「怖い」という気持ちを受け止め、どうすればそのハードルを下げられるかを一緒に考えることから、私たちの診療は始まります。
まずは「お話」から。あなたの「苦手」を教えてください
いきなりお口を開けていただき、治療を始めることはありません。 初診のカウンセリングでは、歯の症状だけでなく、過去の歯科体験や苦手なことについて、じっくりお話を伺います。
- 「麻酔の注射が苦手」
- 「削る時のキーンという音が嫌い」
- 「椅子を倒されると息苦しくなる」
- 「型取りをするとオエッとなりやすい(嘔吐反射)」
これらを事前に教えていただければ、私たちも準備ができます。 「注射の前には表面麻酔を長く置こう」「椅子はあまり倒しすぎないようにしよう」「型取りは小さめの器具を使おう」といった具合に、お一人おひとりに合わせた「オーダーメイドの配慮」が可能になるのです。
もちろん、「とにかく怖いので、優しくしてほしい」というリクエストでも構いません。 遠慮なく、あなたの本音をお聞かせください。
「いつの間にか終わっていた」を目指す麻酔テクニック
歯科治療において、最もハードルが高いのが「麻酔」ではないでしょうか。 「痛みをなくすための麻酔が痛い」という矛盾を解消するために、当院では徹底したこだわりを持っています。
- 1. 表面麻酔で「針の感覚」を消す いきなり針を刺すことは絶対にしません。まずは歯ぐきの表面にジェル状の「表面麻酔」を塗り、感覚を麻痺させます。これにより、針が触れる瞬間のチクッとした痛みを大幅に軽減できます。
- 2. 「極細の針」を使用する 現在販売されている中で最も細いレベルの注射針(33Gなど)を使用しています。針は細ければ細いほど、刺入時の痛みは少なくなります。
- 3. 麻酔液を「人肌」に温める 冷たい麻酔液が体内に入ると、温度差で痛みを感じます。事前に麻酔液を体温と同じくらいに温めておくことで、違和感を最小限に抑えます。
- 4. 注入スピードのコントロール 急いで液を注入すると、圧力で細胞が押されて痛みが生じます。当院では、一定の速度でゆっくりと注入できる電動麻酔器を使用したり、熟練の手技で圧力をコントロールしたりして、「いつ麻酔をしたの?」と言われるような無痛に近い処置を目指しています。
治療中も安心。あなたと私たちの「お約束」
治療が始まってからも、患者さまを置き去りにすることはありません。 「何をされるか分からない」不安をなくすために、次に何をするのか、どれくらい時間がかかるのかを、その都度ご説明します。 「これから風をかけますね」「少し響く音がしますよ」と声をかけられるだけで、心の準備ができ、恐怖心はずいぶん和らぐものです。
また、治療前に必ず「合図」の取り決めを行います。 「痛い時、苦しい時、休憩したい時は、左手を挙げてください。そうしたらすぐに止めます」 これは私たちと患者さまの絶対の約束です。 「いつでも逃げ道がある」「自分で止められる」という安心感こそが、最も強力な痛み止めになると私は考えています。
音、におい、姿勢…五感へのストレスを減らす工夫
痛み以外にも、歯科医院には「不快」な要素がたくさんあります。 これら「五感」への刺激を減らすことも、痛みの緩和には欠かせません。
- 音: 歯を削る機械(タービン)は、なるべく使用時間を短くし、手作業でできる部分は器具を使って丁寧に行います。
- 姿勢: 首や腰に負担がかからないよう、クッションを活用したり、チェアの角度を細かく調整したりします。
- 視覚: 尖った器具や血がついたガーゼなどが視界に入らないよう、スタッフ一同配慮しています。
また、強い炎症がある場合などは、無理にその日のうちに治療を完結させようとはしません。 「今日は薬を入れて炎症を抑えるだけにしましょう」と提案し、痛みが引きにくい状態での処置を避けることも、プロとしての重要な判断です。
治療後も痛ませない。帰宅後のケアについて
「家に帰ってから麻酔が切れて痛くなった」という経験はありませんか? 当院では、治療後の痛み(術後疼痛)までコントロールして初めて、治療完了だと考えています。
もし痛みが予想される処置を行った場合は、痛くなる前に鎮痛剤を飲んでいただくようご案内しています。 「痛くなってから飲む」のではなく、「麻酔が切れる頃に効いてくるように飲む」のがコツです。
また、帰宅後の過ごし方(お風呂、食事、歯磨きの仕方など)についても、分かりやすく書かれた紙をお渡しするなどして、ご不安がないようにサポートいたします。 万が一、予想以上の痛みや腫れが出た場合も、すぐにご連絡いただける体制を整えていますので、どうぞご安心ください。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 医療において「絶対に100%痛くない」と断言することは、誠実ではないかもしれません。 しかし、「痛みを限りなくゼロに近づける努力」と「不安を取り除く配慮」は、100%お約束できます。
「ここなら通えるかもしれない」 そう思っていただけたら、まずは相談だけでもいらしてください。 光が丘で痛みに配慮した優しい歯科治療をお探しなら、松山歯科医院へ。 あなたのペースに合わせて、私たちが全力でサポートいたします。

