歯の表面の黒い点は何?虫歯?②



松山歯科医院です。
本日は黒い点の治療方法についてお話しします。

◎虫歯を見分けるポイントは「穴」

このように、歯の表面にできる黒い点の原因は主に3つのケースがあります。
それが本当に虫歯なのかを見分けるには、歯質の表面にできた「穴」を確認してみましょう。

歯質表面に穴が見られるようなら、それは汚れではなく、虫歯と考えて間違いないでしょう。逆に穴が見られず、黒くなっているだけであったら、着色汚れや完治可能な初期の虫歯である可能性があります。

ただ、自己判断は禁物です。
歯科医による口腔内診査やレントゲン撮影でないと、正しい診査はできないので、自分で断定して虫歯を放置することのないようにしましょう。

◎虫歯の治療法

黒い点の原因が虫歯と断定された場合、その部分の歯を削ってレジンなどを詰めます。
検査の結果、虫歯が広範囲に及んでいる時は、インレーやクラウンといった補綴治療をすることもあります。

症状よりも黒い点という見た目で気づいた異常なので、虫歯が軽度である可能性は高いです。
すぐに歯科に行けば、大きな処置にはならないことがほとんどだと思います。

◎ステインの対処法

黒い点の原因が着色汚れ(ステイン)だった時の治療は不要です。
歯の表面に付着している汚れなので、削ったり、レジンを詰める必要はなく、落とせるものです。

ただ、ステインは歯垢(プラーク)が溜まりやすく、虫歯菌の温床にもなりやすいので、早めに除去するクリーニングを受けることをおすすめします。
ホワイトニングをしなくとも、歯科医や歯科衛生士が扱う専用の電動ブラシでブラッシングするだけで綺麗に落とせることが多いです。

◎まとめ

歯の表面に気になる黒い点が見つかったら、上記の3つのケースの可能性があります。
見分けるポイントは、歯の表面に「穴」ができているかどうかです。

正しい診断をしてもらう方が安心ですので、黒い点が見つかった段階で歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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