虫歯についてのQ&A①

松山歯科医院です。
本日は虫歯についてのご質問にお答えしていきます。

​​Q:冷たいものが歯にしみる場合は必ず虫歯なのでしょうか?
A:虫歯でないケースも多いです。

歯がしみるのは「知覚過敏」の影響である場合が多いため、虫歯でない可能性の方が高いです。

ただ、虫歯のせいで冷たいものが歯にしみることも当然ありますし、そういったケースでは虫歯がかなりエスカレートしていると考えるべきです(虫歯は一定以上に悪化しないと痛くならないものです)。

知覚過敏であっても虫歯であっても(それ以外でも)、無視するべきではありませんから、一回歯医者に行くことをおすすめします。

Q:「虫歯だけれど削る必要はない」と言われました。軽い虫歯の段階で削って治療するべきではないのでしょうか?
A:虫歯については「削らないで様子を見る」方が良いケースも多々あります。

以下のどちらかに該当する場合は「削らない」と判断される可能性が高いです。
1:穴があるもののかなり小さく、治療をするとなれば健康な歯を多く削ることになる
2:歯の表面に変色などがあるものの、穴はない(虫歯が内部に届いているわけではない)

特に2については、削る必要性はほとんどありません。歯の再石灰化の影響で、見た目が完全に回復することも珍しくないくらいです。

1に関してはドクターによって考え方が違います。まずは主治医ときちんと相談し、何か気になる部分がある場合は、他の歯医者に行って話を聞くのも良いでしょう(セカンドオピニオン)。

Q:食事を終えてすぐにブラッシングをするのは良くないと聞きましたが、実際にはどうなのでしょうか?
A:酸性の強い飲食物を摂ってから30分以内にブラッシングをすると、歯が多く削れるというデータは存在します。

そのため食事を終えてから30~60分ほど経過してからブラッシングをする方が良いという意見も多いです。ただ、「酸性の強い飲食物を頻繁に摂っている」のでなければ、そこまで心配する必要はないとされています。

※やむを得ず食後に即就寝する場合は歯を磨きましょう。
※酸性の強い飲食物:柑橘類、炭酸系のジュース、赤ワイン、ビールなど

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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