歯の矯正において頭痛が発生しやすいタイミングは?②

歯の矯正において頭痛が発生しやすいタイミングは?②



松山歯科医院です。
本日は「歯の矯正において頭痛が発生しやすいタイミング」についてお話しします。

4:硬い物を食べるとき

矯正期間中に硬い物を食べることで、歯の痛み・頭痛が発生・悪化することもあります。
そして一口に「硬い物」と言っても種類があります。
「硬度が高いもの」以外にも影響が出やすい食べ物があるので気をつけてください。
単純に硬い物:せんべいなど
噛みごたえのあるもの:ホルモンなど
噛み切りにくいもの:するめなど

「装置によって、あえて歯の根っこが動きやすい状態にしている」ため、硬い物を噛むと歯が多少グラグラして痛みを感じやすくなるのです。ですから硬い物を食べる際は細かくカットしたり砕いたりしてからにすることをおすすめします。

5:食いしばりの影響

歯の食いしばりをしていると歯の痛み・頭痛などに襲われるかもしれません。
矯正中は装置によって歯がスライドしやすい状態にしていますから、食いしばりで力を加えてしまうことにより、神経に刺激が及んでしまい、その影響で痛くなる可能性があるのです。
特に睡眠中の食いしばりは意識してやめることはできず、そのまま起床時に痛みに襲われるケースが多いですから、症状が酷いのであれば一度歯科医院で相談することを推奨します。
そして日中の活動時に食いしばりをしている場合は、意図的にやめてみましょう(痛みや矯正への影響を抜きにして考えても、食いしばりは好ましいことではありません)。
ちなみに食いしばりをしない人でも、矯正期間中は力が入り、アゴ・首・肩付近が緊張して、朝起きた際に頭痛に見舞われる場合があります。

6:歯磨き時

歯磨きなどで軽い力が及ぶだけでも歯の痛み・頭痛が発生するかもしれません。
ですがブラッシングをしないわけにはいきませんから、鎮痛剤を使ってでも歯磨きは行ってください。もちろん痛いからといって雑に済ませてしまうのも厳禁です。普段通り丁寧にブラッシングしましょう。

7:メンタル面のストレスが及んだとき

メンタル面のストレスの影響で頭痛が発生する場合もあります。
「歯の痛みそのもの」や「矯正による不便」などによってストレスが蓄積すれば、自律神経が不安定になり、頭・肩付近の筋肉が収縮し、頭痛になりやすくなります。
また、自律神経が乱れていると身体が緊張しやすくなり、無意識時や睡眠中に食いしばりをしてしまい、その影響で頭痛が発生することもあります。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

練馬区光が丘駅周辺の歯医者
『松山歯科医院』
住所:東京都練馬区旭町1丁目38−12
TEL:03-3976-3355