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「親知らず」は抜くべきか?残せるのか?歯科医が本音で教える判断基準とタイミング 2025.08.22

松山歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の松山です。
「親知らずが生えてきたけれど、抜いたほうがいいですか?」 「今は痛くないけれど、将来悪さをしないか心配です」
日々の診療の中で、このようなご相談をいただくことは非常に多いです。 親知らずの抜歯というと、「顔が腫れる」「すごく痛い」といった怖いイメージが先行してしまい、受診をためらってしまうお気持ち、とてもよく分かります。
結論から申し上げますと、「親知らずは、必ずしも機械的にすべて抜く必要はありません」。 しかし、残しておくことで手前の健康な歯を巻き込んでダメにしてしまうケースや、全身の健康に悪影響を及ぼすケースがあることも事実です。
この記事では、歯科医師の視点から「抜くべき親知らず」と「残してもよい親知らず」の境界線、そして安全に治療を行うための判断プロセスについて、包み隠さずお話しします。 漠然とした不安を解消し、ご自身にとって最善の選択をするための参考にしていただければ幸いです。
目次
- その親知らず、「トラブルメーカー」になっていませんか?
- 明確に「抜歯」をおすすめする4つのケース
- 無理に抜かなくていい。「経過観察」でよいケースとは
- 「今は痛くない」が一番怖い?放置するリスク
- 安全な抜歯のために。CT診断と当日の流れ
- 術後の腫れや痛みは?知っておいてほしいリスクとケア
- 抜くか迷っている方は、一度検査にお越しください
その親知らず、「トラブルメーカー」になっていませんか?
親知らずを「抜くか、抜かないか」。 その判断の最大の基準は、「その歯が現在、あるいは将来において、お口の中のトラブルメーカーになるかどうか」です。
親知らずは、前から数えて8番目の歯です。大昔の人類にとっては、硬いものを噛み砕くために必要な歯でしたが、食生活の変化で顎(あご)が小さくなった現代人にとっては、綺麗に生えるスペースが足りず、様々な問題を引き起こす原因となりがちです。
私が診断をする際は、単に「親知らずがあるから抜きましょう」とは言いません。
- 生えている向き(真っ直ぐか、横向きか)
- 歯磨きができる環境にあるか(清掃性)
- 手前の歯(第二大臼歯)に悪影響を与えていないか
- 神経や血管、上顎洞との位置関係
これらを総合的に評価し、「抜くことのメリット」が「抜くことのリスク」を上回った場合にのみ、抜歯をご提案しています。
明確に「抜歯」をおすすめする4つのケース
具体的に、歯科医師として「これは早めに抜いたほうが良い」と判断する主なケースをご紹介します。
- 1. 痛みや腫れを繰り返している(智歯周囲炎) 親知らずが中途半端に顔を出していると、歯ぐきが被さって「袋(フード)」のような状態になります。この隙間は歯ブラシが届きにくく、細菌の温床になりがちです。疲れた時や体調が悪い時に腫れや痛みを繰り返す場合は、抜歯が根本的な解決策となります。
- 2. 手前の歯を虫歯や歯周病にするリスクがある これが最も怖いケースです。親知らずが斜めや横向きに生えて手前の歯にぶつかっていると、その隙間に汚れが溜まり続けます。結果、親知らずだけでなく、一生使わなければならない手前の大切な奥歯(第二大臼歯)まで深い虫歯にしてしまうことがあります。手前の歯を守るために、親知らずを犠牲にする(抜く)という判断が必要です。
- 3. 歯並びや噛み合わせを乱している 親知らずが手前の歯をグイグイと押す力が強い場合、全体の歯並びが悪くなる原因になることがあります。矯正治療を行う際などは、後戻りを防ぐために抜歯が必要になることが多いです。
- 4. 妊娠・出産や長期留学を控えている 女性の場合、妊娠中のホルモンバランスの変化で親知らずが急に腫れることがあります。妊娠中は薬の服用やレントゲン撮影に制限が出るため、トラブルが起きる前に「予防的に」抜いておくことを強くおすすめしています。同様に、医療機関にかかりにくい海外への長期滞在予定がある方も注意が必要です。
無理に抜かなくていい。「経過観察」でよいケースとは
一方で、以下のような条件が揃っていれば、無理に抜く必要はありません。
- 上下とも真っ直ぐに生えていて、しっかり噛み合っている
- 歯ブラシやフロスが奥まで届き、清潔に保てている
- 骨の中に完全に埋まっていて、手前の歯や神経に影響がない
また、親知らずを手前の歯が失われた時の「移植用(歯の移植)」として温存できる可能性もあります。 ただし、残すと決めた場合でも、「今は大丈夫」なだけであって、将来的に状況が変わることもあります。定期検診でのチェックは必須です。
「今は痛くない」が一番怖い?放置するリスク
「痛くないから、まだ行かなくていいや」 そう思っている方こそ、注意が必要です。
慢性的な炎症は、痛みなどの自覚症状がないまま静かに進行します。 「なんとなく奥歯が変な感じがする」と思って来院された時には、手前の歯の根元が大きく溶かされていたり、顎の骨の中に「嚢胞(のうほう)」という膿の袋ができていたりすることも珍しくありません。 痛みが出てからでは、麻酔が効きにくかったり、炎症を抑えるために治療期間が長引いたりと、患者さまの負担が大きくなってしまいます。
「痛くないとき」こそが、冷静に検査を行い、計画的に治療できるベストなタイミングなのです。
安全な抜歯のために。CT診断と当日の流れ
当院では、安全性を最優先に考え、抜歯前の診査・診断に力を入れています。
【精密な画像診断】 従来のレントゲンだけでなく、必要に応じて「歯科用CT」による撮影を行います。 親知らずの根っこは複雑な形をしていることが多く、下顎であれば「下歯槽神経(唇の感覚を司る神経)」との距離、上顎であれば「上顎洞(鼻の空洞)」との距離を三次元的に正確に把握することで、抜歯に伴うリスクを最小限に抑えます。
【抜歯当日の流れ】
- 体調確認: 当日の体調や、お薬の服用状況を確認します。
- 麻酔: 表面麻酔と局所麻酔を使い、しっかりと痛みをコントロールします。
- 抜歯処置: 歯の状態に合わせて、最小限の骨の切削や、歯を分割して取り出す処置を行います。
- 縫合・止血: 傷口を縫い合わせ、血が止まっていることを確認します。
恐怖心が強い方には、これから何をするのかを丁寧にご説明し、リラックスしていただけるよう配慮しながら進めていきます。
術後の腫れや痛みは?知っておいてほしいリスクとケア
「抜いた後はどれくらい腫れますか?」というのも、よくあるご質問です。
一般的に、骨を削ったり歯茎を切開したりした場合は、術後2〜3日目をピークに腫れが出ることがあります。これは体が治そうとする正常な反応ですので、過度に心配する必要はありません。多くの場合、1週間程度で落ち着きます。 痛みについては、処方する鎮痛剤でコントロールできる範囲であることがほとんどです。
【術後の注意点】
- 当日は、激しいうがいを避けてください(血餅という「かさぶた」が取れてしまい、治りが遅くなる「ドライソケット」の原因になります)。
- 飲酒、激しい運動、長時間の入浴は控えて、安静にしてください。
- 処方されたお薬は、指示通りに服用してください。
もし、抜歯後にしびれが残る、出血が止まらないなどの異常があれば、すぐにご連絡いただける体制を整えています。
抜くか迷っている方は、一度検査にお越しください
親知らずの抜歯は、誰にとっても勇気がいることです。 だからこそ、自己判断で悩むのではなく、まずは専門家の目による「現状の把握」をおすすめします。
検査をした結果、「今は抜かなくていいですね」となることも多々ありますし、もし抜くことになったとしても、リスクや手順をしっかり理解した上で臨む治療は、不安の大きさが全く違うはずです。
光が丘で親知らずの抜歯や治療についてのご相談なら、松山歯科医院へお任せください。 患者さま一人ひとりの生活背景やご希望に寄り添い、「あなたにとって一番良い方法」を一緒に考えていきましょう。
「歯の色」で印象は変わる。歯科医が教える黄ばみの原因と正しいホワイトニング 2025.08.08

松山歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の松山です。
ふと鏡を見たときや、友人と撮った写真を見返したとき、「あれ? 私の歯、こんなに黄色かったかな…」とドキッとした経験はありませんか? 毎日しっかり歯磨きをしているつもりでも、歯の色は少しずつ変化してしまうものです。 口元は、お顔の中でも特に視線が集まるパーツであり、歯の色がワントーン明るくなるだけで、お顔全体の印象が若々しく、清潔感のあるものに変わります。
最近では、ドラッグストアなどでも「ホワイトニング」と名のつくケア用品を多く見かけるようになりましたが、「試してみたけれど効果が分からない」というご相談もよくいただきます。 実は、歯が黄ばむ原因は一つではなく、その原因に合ったアプローチをしなければ、本来の白さを取り戻すことは難しいのです。
この記事では、歯科医師の立場から、なぜ歯は黄ばんでしまうのかという根本的な理由と、私たちプロが行う「医療ホワイトニング」がなぜ効果的なのかを、分かりやすく解説いたします。 笑顔に自信を取り戻すための第一歩として、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
目次
- 「毎日磨いているのに」なぜ歯は黄ばむのでしょうか
- 「クリーニング」と「ホワイトニング」は目的が違います
- あなたのライフスタイルに合うのは?3つのホワイトニング方法
- 「歯に悪くない?」「しみる?」よくある不安にお答えします
- 医療機関だからこそできる、安心・安全な「白さ」の提供
- まとめ
「毎日磨いているのに」なぜ歯は黄ばむのでしょうか
「しっかり歯磨きをしているのに、なぜ黄ばむのですか?」 これは、ホワイトニング相談で最も多く寄せられる質問です。実は、歯の黄ばみは汚れ(不潔)だけが原因ではありません。大きく分けて3つの要因が重なっています。
- 1. ステイン(着色汚れ)の蓄積 コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなど、色の濃い飲食物に含まれる色素が、歯の表面の膜と結びついて固着したものです。また、タバコのヤニも強力な着色原因です。これらは湯呑みに茶渋がつくのと同じ原理で、毎日の積み重ねによって徐々に色が濃くなっていきます。
- 2. 加齢による構造的な変化 実はこれが、大人の方の黄ばみの大きな原因です。 歯の表面は半透明の「エナメル質」で覆われており、その内側に黄色味を帯びた「象牙質(ぞうげしつ)」があります。 年齢を重ねると、表面のエナメル質は摩耗して薄くなり、逆に内側の象牙質は厚く、色が濃くなっていきます。 その結果、内側の濃い黄色が透けて見えやすくなり、歯全体が黄ばんで見えるようになるのです。これは内部の構造変化なので、いくら表面を磨いても白くはなりません。
- 3. 歯の表面の傷 強く磨きすぎたり、歯ぎしりをしたりすると、歯の表面にミクロの傷がつきます。その傷の凹凸に色素が入り込むと、ブラッシングでは落ちない着色となってしまいます。
「クリーニング」と「ホワイトニング」は目的が違います
歯科医院には「クリーニング(PMTC)」と「ホワイトニング」というメニューがありますが、この2つは似て非なるものです。
- クリーニング: 歯の表面についた汚れ(歯石やステイン)を、専用の機器で物理的に「落とす」処置です。元の歯の色に戻すことはできますが、元々の歯の色以上に白くすることはできません。
- ホワイトニング: 専用の薬剤を使って、歯の内部の色素を化学的に「分解・漂白」する処置です。加齢によって濃くなった象牙質の色も明るくできるため、ご自身の本来の歯の色よりも白く輝く状態を目指すことができます。
例えるなら、クリーニングは「洗顔」で汚れを落とすこと、ホワイトニングは「美白ケア」で肌のトーンそのものを明るくすること、とイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
あなたのライフスタイルに合うのは?3つのホワイトニング方法
歯科医院で行うホワイトニングには、主に3つの種類があります。それぞれの特徴を知り、ご自身の目的や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
- ① オフィスホワイトニング(プロにお任せ) 歯科医院にご来院いただき、高濃度の薬剤と専用のライトを使って行う方法です。 最大のメリットは「即効性」です。1回の施術でも効果を実感しやすいため、「来週の結婚式までに白くしたい」「面接の前に印象を良くしたい」といった、期限が決まっている方におすすめです。
- ② ホームホワイトニング(自宅でじっくり) 患者さま専用のマウスピースを作成し、ご自宅でその中に低濃度の薬剤を入れて装着していただく方法です。 効果が出るまでに2週間〜1ヶ月ほどかかりますが、薬剤がじっくり浸透するため、透明感のある自然な白になりやすく、色戻り(後戻り)しにくいのが特徴です。ご自身のペースで続けたい方に適しています。
- ③ デュアルホワイトニング(最上の仕上がり) オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。 短期間で白さを手に入れつつ、その白さを長期間キープできる、いわば「いいとこ取り」の方法です。芸能人のような際立つ白さを目指したい方には、この方法が最も効果的です。
「歯に悪くない?」「しみる?」よくある不安にお答えします
歯を漂白すると聞いて、安全性に不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。ここで、よくある誤解について解説します。
- Q:ホワイトニング剤は歯を溶かしたり、傷めたりしませんか? A:いいえ、歯を溶かすことはありません。 歯科で使用するホワイトニング剤の主成分(過酸化水素や過酸化尿素)は、消毒薬などにも使われている安全なものです。歯の構造を変えることなく、色素だけを分解しますのでご安心ください。
- Q:処置中に痛みはありますか? A:一時的に「知覚過敏」のようなしみる症状が出ることがあります。 薬剤の作用で歯が脱水状態になるためですが、これは一時的なもので、通常は数時間から1〜2日で治まります。当院では、しみにくい薬剤を選定し、必要に応じてしみ止めのお薬も処方しております。
- Q:詰め物や被せ物も白くなりますか? A:残念ながら、ホワイトニングは「天然の歯」にしか効果がありません。 すでに治療済みの詰め物(レジン)や被せ物(セラミック等)の色は変わりません。そのため、ホワイトニングで周りの歯が白くなると、逆に治療した歯の色が浮いてしまうことがあります。 その場合は、ホワイトニング後の白くなった色に合わせて、詰め物などをやり直すことで、お口全体の統一感を出すことができます。
医療機関だからこそできる、安心・安全な「白さ」の提供
ホワイトニングは、単に薬剤を塗ればいいというものではありません。 虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行うと、薬剤が患部に染み込み、激痛を引き起こしたり症状を悪化させたりする危険性があります。
私たち歯科医院の役割は、まずお口全体の健康状態をチェックし、「安全にホワイトニングができる状態か」を診断することから始まります。 もし虫歯が見つかれば、まずは治療を優先し、土台を整えてから審美的なアプローチへと進みます。
また、松山歯科医院では、施術前にしっかりとカウンセリングを行い、「どのくらいの白さを目指したいか」というゴールを患者さまと共有します。 不自然に白すぎる歯ではなく、患者さまの肌の色や雰囲気に調和した「健康的で美しい白さ」をご提案させていただきます。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 歯の黄ばみは、年齢とともに誰にでも起こりうる変化ですが、適切なケアを行えば、何歳からでも白く美しい歯を取り戻すことができます。 口元が明るくなると、自然と笑顔が増え、気持ちまでポジティブになれるものです。
もし、光が丘でホワイトニングについてのご相談なら、ぜひ一度、松山歯科医院へお越しください。 「自分の歯は白くなるのかな?」「費用はどれくらい?」といった疑問にも、丁寧にお答えいたします。 あなたの素敵な笑顔作りを、私たちが全力でサポートいたします。
「歯医者嫌い」にさせないために。院長が教える「小児歯科」の選び方と親御さんへのメッセージ 2025.07.25

松山歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の松山です。
小さなお子さまをお持ちの親御さんにとって、歯科医院選びはご自身の時以上に慎重になるものではないでしょうか。 「子どもが泣き叫んで迷惑をかけないだろうか」 「もし押さえつけて治療をされたら、トラウマになってしまわないだろうか」 診療室で親御さんとお話ししていると、そのような不安や緊張がひしひしと伝わってくることがあります。
子どもの頃に植え付けられた「歯医者=怖い場所」というイメージは、大人になってからもなかなか消えるものではありません。 逆に言えば、最初の出会いが「楽しかった」「怖くなかった」というポジティブなものであれば、そのお子さまは一生涯、自分の歯を大切にする習慣を身につけることができます。
この記事では、お子さまの大切な未来を守るために、どのような視点で歯科医院を選べばよいのか、そして私たちが日々のお子さまへの診療で大切にしていることを、歯科医師として、また一人の大人として、本音でお伝えしたいと思います。
目次
- 「小児歯科」は「小さな大人」を診る場所ではありません
- 歯医者デビューは「痛くなる前」が絶対におすすめです
- 後悔しないために。小児歯科を選ぶ「5つの視点」
- 当院のこだわり:お子さまのペースに合わせた「ステップ診療」
- 通いやすさと環境は、親子双方の「安心」につながります
- まとめ
「小児歯科」は「小さな大人」を診る場所ではありません
よく「小児歯科といっても、大人の治療のミニサイズ版でしょう?」と思われていることがありますが、実は全く異なります。
子どものお口の中は、日々成長し、ダイナミックに変化しています。 乳歯のエナメル質は大人の半分ほどの厚さしかないため、虫歯になるとあっという間に神経まで進行してしまいます。また、これから生えてくる永久歯への影響や、顎(あご)の骨の発育、歯並びの育成など、将来を見据えた長期的な視点での管理が必要です。
そして何より、子どもは「心理面」での配慮が不可欠です。 大人なら「治療が必要だ」と頭で理解して我慢できますが、子どもにとって、見知らぬ場所で、見知らぬマスク姿の大人に口の中を触られるのは恐怖でしかありません。 小児歯科とは、そうした身体的・心理的な「子ども特有の特性」を深く理解し、一人ひとりの性格や成長段階に合わせたアプローチを行う専門分野なのです。
歯医者デビューは「痛くなる前」が絶対におすすめです
「いつから歯医者に連れて行けばいいですか?」というご質問をよくいただきます。 私の答えは、「最初の乳歯が生え始めたら(生後6ヶ月頃〜)」、遅くとも「1歳半健診の頃」には一度受診していただきたいと考えています。
「まだ虫歯もないのに?」と思われるかもしれません。しかし、これには大きな理由があります。 虫歯ができて痛みがある状態で初めて来院すると、どうしても「痛い治療」からスタートしなければなりません。これでは、お子さまにとって歯科医院が「痛いことをされる嫌な場所」として記憶されてしまいます。
一方、痛みのない健康な状態でデビューすれば、最初は「歯を磨いてもらうだけ」「先生とお話するだけ」で終わります。 「歯医者さんは、お口をキレイにしてくれる気持ちいい場所」 そう認識してもらうことが、将来の健康な歯を育てるための何よりの土台となります。
後悔しないために。小児歯科を選ぶ「5つの視点」
では、数ある歯科医院の中から、どこを選べばよいのか。ホームページや口コミだけでは見えにくい部分も含め、チェックしていただきたい5つのポイントを挙げます。
- ① 「いきなり削らない」方針か 緊急性が高い場合を除き、泣いている子を押さえつけて治療するような医院は避けた方が無難です。まずは雰囲気に慣れることを優先してくれるかを確認しましょう。
- ② 子どもへの「声かけ」があるか 医師やスタッフが、親御さんだけでなく、お子さま自身の目を見て話しかけているかは重要です。「今日は何をするのか」を子どもにも分かる言葉で説明する姿勢がある医院は信頼できます。
- ③ 予防(フッ素やシーラント)に積極的か 治療だけでなく、フッ素塗布やシーラント(奥歯の溝を埋める予防処置)など、守るためのケアを提案してくれる医院を選びましょう。
- ④ 親への説明と同意(インフォームドコンセント) 「今からどんな処置をするのか」「なぜそれが必要なのか」を親御さんにしっかり説明し、納得を得てから進めてくれる医院であることが大切です。
- ⑤ スタッフ全員が子どもに慣れているか 受付での対応や、待合室での声かけなど、医院全体が「子ども歓迎」の雰囲気を持っていると、親御さんの精神的な負担も軽くなります。
当院のこだわり:お子さまのペースに合わせた「ステップ診療」
私たち松山歯科医院では、お子さまが自分から口を開けてくれるようになるまで、決して無理強いはしません。 具体的には、**TSD法(Tell:話す、Show:見せる、Do:行う)**というテクニックを用いた「ステップ診療」を行っています。
- Tell(話す): 「今日は歯磨きの練習をするよ」「バイキンさんをやっつけようね」と優しく説明します。
- Show(見せる): 使う器具を実際に見せて、「これは風が出る機械だよ」「怖くないよ」と触ってもらい、安心してもらいます。
- Do(行う): 納得してくれたら、実際に処置を行います。
もちろん、最初は診療チェアに座るだけで終わることもありますし、器具を見るだけで帰る日があっても構いません。 「今日は座れたね!すごいね!」と成功体験を積み重ねることで、お子さまは自信を持ち、必ず治療を受け入れられるようになります。 遠回りに見えるかもしれませんが、これが「歯医者嫌い」を作らないための、一番の近道だと私たちは確信しています。
通いやすさと環境は、親子双方の「安心」につながります
小さなお子さま連れの通院は、それだけで大変なものです。 「ベビーカーで入るのに段差があって困った」「待ち時間に子どもが騒いで気まずい思いをした」といった経験をされた方もいるかもしれません。
親御さんがストレスを感じていると、その緊張はお子さまにも伝わってしまいます。 だからこそ当院では、親子でリラックスして通える環境づくりにこだわりました。
- 完全バリアフリー: ベビーカーのまま診療室までスムーズに入れます。
- キッズスペース完備: 待ち時間も楽しく過ごせるよう、絵本やおもちゃをご用意しています。
- 土曜診療: 平日はお仕事や園でお忙しいご家庭でも、休日を利用してゆっくり通院いただけます。
光が丘駅から徒歩圏内という立地もあり、お散歩やお買い物のついでに「遊びに行く感覚」で立ち寄っていただけるような、身近な歯科医院でありたいと願っています。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 子どもの頃の歯科体験は、その子の人生の財産になります。 「歯医者さんは怖くない、自分の歯を守ってくれる味方なんだ」とお子さまが思えるよう、私たちが全力でサポートいたします。
光が丘でお子さまと一緒に通える歯科医院をお探しなら、ぜひ松山歯科医院にご相談ください。 泣いてしまっても大丈夫です。スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。
「痛くなってから」ではもう遅い?一生自分の歯で過ごすための「予防歯科」入門 2025.07.22

松山歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の松山です。
「歯医者さんには、できることなら行きたくない」 正直なところ、そう思っている方が大半ではないでしょうか。 キーンというドリルの音、独特の薬品のにおい、そして治療の痛み……。できれば避けて通りたい場所であることは、私たちもよく理解しています。
しかし、だからこそお伝えしたいことがあります。 「痛くなってから行く」からこそ、怖い思いや痛い思いをすることになってしまう、という現実です。
もし、歯科医院が「痛い治療を我慢する場所」ではなく、「気持ちよく口の中をキレイにして、サッパリする場所」だとしたらどうでしょうか? 現代の歯科医療は、「削って治す」時代から「管理して守る」時代へと大きくシフトしています。
この記事では、皆さまの大切な歯を1本でも多く、1日でも長く残すために、私たちが最も力を入れている「予防歯科」についてお話しします。 「まだ痛くないから大丈夫」と思っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
目次
- 「治療」と「予防」の決定的な違いとは
- なぜ「痛くない」のに通う必要があるのか?虫歯のメカニズム
- 予防歯科を始める5つの大きなメリット
- 「通い続けられる」歯科医院を見極めるポイント
- 当院が目指す「頑張らなくていい」予防歯科
- まとめ
「治療」と「予防」の決定的な違いとは
皆さんは、風邪を引いたら病院に行き、薬を飲んで治しますよね。風邪は治れば元の元気な体に戻ります。 しかし、歯の病気(虫歯や歯周病)は、風邪とは決定的に違う点があります。 それは、「一度失われた歯や骨は、二度と元の状態には戻らない」ということです。
虫歯治療で「治す」と言いますが、これは厳密には「人工物で補修している」に過ぎません。 削って詰め物をした歯は、健康な天然の歯に比べて強度が落ち、再発(二次カリエス)のリスクも高まります。つまり、治療を繰り返せば繰り返すほど、歯を失う時期が早まってしまうのです。
これに対して「予防歯科」とは、そもそも「削る必要がない状態」を維持するための医療です。 「穴が開いたから埋める」という対症療法ではなく、「なぜ穴が開くのか」という原因(細菌や生活習慣)にアプローチし、お口の健康を根本からコントロールする。これが、私たちが提案する予防歯科の考え方です。
なぜ「痛くない」のに通う必要があるのか?虫歯のメカニズム
「今は痛くないし、しみることもないから大丈夫」 そう自己判断される患者さまは非常に多いのですが、ここに大きな落とし穴があります。
虫歯は、C0(初期)からC4(末期)までの5段階で進行しますが、実は「C2(象牙質への到達)」くらいまでは、ほとんど痛みを感じません。 痛みを感じる神経は歯の中心部にあるため、表面のエナメル質が溶かされている段階では、脳に「痛い」という信号が届かないのです。
「冷たいものがしみる」「ズキズキ痛む」と感じた時には、すでに虫歯菌が神経の近く、あるいは神経そのものに到達している可能性が高く、場合によっては神経を抜く処置(抜髄)が必要になります。 神経を失った歯は、枯れ木のように脆くなり、将来的に折れたり割れたりするリスクが格段に上がります。
「痛くないうちに歯科医院に行く」ことは、決して過剰な心配ではありません。 むしろ、ご自身では気づけない「沈黙の進行」を食い止め、最小限の負担で歯を守るための唯一の方法なのです。
予防歯科を始める5つの大きなメリット
予防歯科を生活習慣に取り入れることは、単に「虫歯にならない」だけでなく、人生の質(QOL)を高める多くのメリットがあります。
- ① 「早期発見・早期治療」で歯を守れる 定期検診を受けていれば、万が一虫歯ができても、ほんの少し削るだけ、あるいは削らずに経過観察で済む段階で見つけることができます。これは歯の寿命を延ばす上で最も重要です。
- ② 経済的な負担が軽くなる 「定期的に通うとお金がかかる」と思われるかもしれません。しかし、重症化してから高額な被せ物を入れたり、インプラント治療を行ったりする費用と比べれば、定期検診の費用ははるかに安く済みます。生涯医療費という観点で見ると、予防は非常にコストパフォーマンスが良いのです。
- ③ 痛い思いをしなくて済む 予防歯科のメインは、専用の機器を使ったクリーニングやフッ素塗布です。痛みはほとんどなく、むしろ「エステのように気持ちいい」とおっしゃる患者さまも多いです。
- ④ 全身の健康を守ることにつながる 近年の研究で、歯周病菌が糖尿病、心疾患、脳梗塞、誤嚥性肺炎などの全身疾患と深く関わっていることが明らかになっています。お口を清潔に保つことは、これらの病気のリスクを下げることにも直結します。
- ⑤ いつまでも食事や会話を楽しめる 自分の歯で噛めるということは、脳への血流を良くし、認知症予防にも効果があると言われています。美味しいものを美味しく食べられる幸せは、何物にも代えがたい財産です。
「通い続けられる」歯科医院を見極めるポイント
予防歯科は、美容院のように「定期的に通い続けること」で効果を発揮します。 そのため、ご自身のライフスタイルに合い、ストレスなく通える歯科医院を選ぶことが大切です。
- 担当衛生士制であるか: 毎回同じ歯科衛生士が担当してくれると、お口の些細な変化にも気づきやすく、信頼関係も築きやすくなります。
- 検査と説明が丁寧か: いきなりクリーニングをするのではなく、歯周ポケットの検査やレントゲン撮影を行い、今の状態をしっかりと説明してくれる医院を選びましょう。
- 物理的な通いやすさ: 「駅から近い」「駐車場がある」といったアクセスの良さは、継続する上で重要な要素です。
- 院内の雰囲気: 「スタッフが笑顔で迎えてくれる」「質問しやすい雰囲気がある」など、通うことが苦にならない環境かどうかもチェックしてみてください。
当院が目指す「頑張らなくていい」予防歯科
松山歯科医院では、患者さまに「歯医者に行かなきゃ」と気負わせない、自然体で通える予防歯科を目指しています。
当院は光が丘駅から徒歩圏内の通いやすい場所にあり、お買い物ついでや通勤・通学の途中でも立ち寄っていただけます。 診療においては、まず患者さまのお話をじっくり伺い、ライフスタイルに合わせた無理のない予防プランをご提案します。 「歯磨きが完璧にできない」と落ち込む必要はありません。ご自身で落とせない汚れ(バイオフィルムや歯石)をプロの手でリセットするために、私たちを活用してください。
「ここに来ると口の中がスッキリして気持ちいい」 そう思っていただき、美容院やジムに通うような感覚で、気軽に来院していただけるのが私たちの理想です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 「虫歯ができたら治す」という繰り返しにピリオドを打ち、これからは「悪くならないために通う」新しい習慣を始めてみませんか?
それは決して難しいことではありません。数ヶ月に一度、私たちにお口の中を見せていただくだけで、将来ご自身が失うかもしれない多くの歯を救うことができます。
光が丘で予防歯科・定期検診をご希望の方は、ぜひ一度、松山歯科医院にご相談ください。 皆さまが80歳、90歳になっても、ご自身の歯で笑顔で過ごせるよう、私たちが全力でサポートいたします。
歯ぐきの腫れや出血は危険信号?院長が解説する原因と正しい対処法 2025.07.10

松山歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の松山です。
ふとした瞬間に鏡を見たとき、「あれ? 歯ぐきが赤く腫れているな」と気になったり、歯磨きの後に吐き出した水が薄っすらと赤くてドキッとしたりした経験はありませんか? 「痛みはないし、疲れているだけだろう」「数日すれば治るはず」 忙しい毎日の中で、そう自分に言い聞かせて様子を見てしまうお気持ち、とてもよく分かります。
しかし、歯科医師としての立場から申し上げますと、歯ぐきの出血や腫れは、体からの「助けて!」という明確なSOSサインであることがほとんどです。 特に痛みがない場合こそ、水面下で病気が進行している可能性があり、注意が必要です。
この記事では、なぜ歯ぐきが腫れたり血が出たりするのか、その根本的な原因と、放置することで生じるリスクについて詳しくお話しします。 「まだ大丈夫」と自己判断せず、ご自身の健康を守るための正しい知識としてお役立てください。
目次
- その出血、「磨きすぎ」か「病気」か。見極めのポイント
- 「痛くない」こそ要注意。静かに進む歯周病の怖さ
- お口だけの問題ではありません。全身の健康との深い関係
- 「様子を見る」のはいつまで?受診すべきタイミング
- 当院の治療方針:原因を断つ「根本治療」と「予防」
- まとめ
その出血、「磨きすぎ」か「病気」か。見極めのポイント
歯ぐきからの出血や腫れの原因は、大きく分けて2つあります。 一つは「物理的な刺激による傷」、もう一つは「細菌感染による炎症」です。
- 1. 物理的な刺激(オーバーブラッシングなど) 「汚れをしっかり落としたい」という一心で、硬めの歯ブラシを使ってゴシゴシと力任せに磨いていませんか? 歯ぐきは非常にデリケートな組織です。強い力で擦りすぎると、傷がついて出血したり、歯ぐきが下がってしまったりする原因になります。 この場合、優しく磨くように習慣を変えれば数日で治まることが多いですが、自己流のブラッシング癖はなかなか抜けないものです。
- 2. 細菌感染(プラークによる炎症) 圧倒的に多いのがこちらです。歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に溜まったプラーク(歯垢)は、単なる食べカスではなく、細菌の塊です。 体がこの細菌と戦おうとして血液を集めるため、歯ぐきが赤く腫れ上がり、少しの刺激で血管が破れて出血しやすくなります。 もし、「優しく磨いているのに血が出る」のであれば、それは歯周病の初期段階である可能性が極めて高いと言えます。
「痛くない」こそ要注意。静かに進む歯周病の怖さ
「血は出るけれど、痛くはないんです」 診察室でそうおっしゃる患者さまは少なくありません。実は、これこそが歯周病の最も恐ろしい点です。
歯周病は別名「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれ、初期から中期の段階では痛みを伴わずに進行します。 痛みを感じる頃には、すでに歯を支えている骨(歯槽骨)が溶かされ、歯がグラグラ揺れている…というケースも珍しくありません。
「出血」は、痛みが出る前の段階で体が教えてくれる、数少ない警告サインです。 このサインを見逃さず、早期に対応できるかどうかが、将来ご自身の歯を残せるかどうかの分かれ道となります。
お口だけの問題ではありません。全身の健康との深い関係
「たかが口の中の炎症でしょ?」と軽く考えてはいけません。 近年の研究で、歯周病菌や炎症物質が血管を通じて全身に回ることで、様々な病気のリスクを高めることが分かってきました。
- 糖尿病: 歯周病が悪化すると血糖コントロールが悪くなり、糖尿病が悪化すると歯周病も進行するという、負の相関関係があります。
- 心疾患・脳血管疾患: 血管内に炎症を引き起こし、動脈硬化を促進させるリスクがあります。
- 早産・低体重児出産: 妊娠中の女性の場合、歯周病菌が子宮の収縮を促してしまい、早産のリスクが高まると言われています。
お口の健康を守ることは、全身の健康を守ること、ひいてはご家族との幸せな時間を守ることに直結しています。 私たち歯科医師が、しつこいほどに「定期検診」をお勧めするのは、こういった全身への悪影響を未然に防ぎたいという想いがあるからです。
「様子を見る」のはいつまで?受診すべきタイミング
ご自身で判断するのは難しいかもしれませんが、以下のチェックリストに一つでも当てはまる場合は、できるだけ早めの受診をお勧めします。 「この程度で行ってもいいのかな?」と遠慮する必要はありません。
- 歯磨きのたびに歯ブラシに血がつく
- 歯ぐきが赤紫色になって、腫れぼったい感じがする
- 口臭が強くなった(マスクの中で自分の息が気になる)
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする
- 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなった
- 以前より歯が長くなったように見える(歯ぐきが下がった)
これらの症状は、自然治癒することはほとんどありません。 放置すればするほど治療期間は長くなり、費用もかさんでしまいます。「気になったとき」が、受診のベストタイミングです。
当院の治療方針:原因を断つ「根本治療」と「予防」
松山歯科医院では、腫れや出血の症状がある場合、いきなり治療を始めることはいたしません。 まずは丁寧なカウンセリングと検査を行い、「なぜその症状が出ているのか」を突き止めます。
- ① 精密な検査 レントゲンで骨の状態を確認し、「プローブ」という器具を使って歯周ポケットの深さを測ります。これによって歯周病の進行度を数値化し、患者さまにも分かりやすくご説明します。
- ② プロフェッショナルケア(原因除去) 炎症の直接的な原因であるプラークや、石のように固まってしまった歯石を、専用の機器(スケーラー)を使って徹底的に除去します。 痛みに敏感な方には、麻酔を使用するなど配慮しながら行いますのでご安心ください。
- ③ ブラッシング指導(セルフケアの改善) 治療と同じくらい大切なのが、ご自宅でのケアです。 患者さま一人ひとりの歯並びや歯ぐきの状態に合った歯ブラシを選び、効果的で、かつ歯ぐきを傷つけない磨き方をアドバイスさせていただきます。
- ④ 継続的なメンテナンス 治療が終わった後も、再発を防ぐために定期的なチェックを行います。 「治療の終わり」は「予防の始まり」です。私たちと一緒に、健康な状態をキープしていきましょう。
まとめ
歯ぐきの腫れや出血は、決して見過ごしてはいけないサインです。 早期に発見し、適切な処置を行えば、歯周病の進行を食い止め、健康なピンク色の歯ぐきを取り戻すことができます。 「あの時、歯医者に行っておけばよかった」と後悔するのではなく、「早めに来てよかった」と笑顔になっていただきたい。それが私の願いです。
光が丘で歯ぐきの腫れや出血についてのご相談なら、松山歯科医院へお任せください。 スタッフ一同、皆さまのお口の健康を全力でサポートいたします。
歯科医が本音で教える「信頼できる医院」の選び方。後悔しないための5つの視点 2025.06.13

松山歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の松山です。
「歯が痛むけれど、どこの歯医者に行けばいいか分からない」 「引っ越してきたばかりで、土地勘もなく医院選びに困っている」
そのようなお悩み抱えたまま、受診を先延ばしにしてしまってはいませんか? 実は、歯科医院の数はコンビニエンスストアよりも多いと言われています。その中から、ご自身にぴったりの一軒を見つけるのは、決して簡単なことではありません。 特に、過去に痛い思いや怖い経験をされた方であれば、そのハードルはさらに高いものでしょう。
この記事では、地域の皆さまのお口の健康を預かる歯科医師の視点から、「安心して通える歯科医院」を見極めるためのポイントを具体的にお話しします。 大切な歯を守るための「かかりつけ医」選びのヒントとして、ぜひお役立てください。
目次
- 初めての受診で感じる「不安」の正体とは
- ポイント1:一方的な説明になっていませんか?「対話」の重視
- ポイント2:見えない場所こそ誠実に。「衛生管理」の徹底
- ポイント3:「通いやすさ」は治療を成功させる重要な要素
- ポイント4:お口全体を任せられる「総合的な対応力」
- 当院が初診の患者さまに選ばれている理由
- 歯科医院選びでお悩みの方はご相談ください
初めての受診で感じる「不安」の正体とは
新しい歯科医院のドアを叩くとき、緊張しない方はほとんどいらっしゃいません。 「どんな先生が治療するのだろう」「すごく痛かったらどうしよう」「高額な治療を勧められたら断れるかな」……。 こうした不安は、ごく自然な感情です。
歯科治療は、患者さまご自身では直接見ることができないお口の中で行われます。 だからこそ、「分からないこと」が一番の不安材料になるのです。 信頼できる歯科医院とは、まずこの「患者さまの不安な気持ち」を理解し、解消しようとする姿勢があるかどうかだと私は考えています。
治療技術はもちろん大切ですが、それ以前に「人と人としての信頼関係」を築けるかどうかが、長く通い続けるためには欠かせません。
ポイント1:一方的な説明になっていませんか?「対話」の重視
皆さんは、診療台に座っていきなり歯を削られた経験はありませんか? 十分な説明がないまま治療が進むと、不信感に繋がります。
良い歯科医院を見分ける大きなポイントは、「カウンセリング」の充実度です。
- 今の歯の状態がどうなっているのか
- なぜその治療が必要なのか
- 期間や費用はどのくらいかかるのか
- 他の治療の選択肢はあるのか
これらを、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれるかを確認しましょう。 当院でも、初診時にはしっかりとお時間をいただき、患者さまのお話に耳を傾けることを徹底しています。 医学的に正しい治療であっても、患者さまが納得していなければ、それは最善の治療とは言えません。 「先生に相談しやすい雰囲気があるか」「スタッフが親身になって話を聞いてくれるか」は、非常に重要なチェックポイントです。
ポイント2:見えない場所こそ誠実に。「衛生管理」の徹底
感染症への意識が高まる中、院内の衛生環境は必須のチェック項目です。 しかし、待合室が綺麗なだけでは不十分です。本当に大切なのは、治療に使用する器具の管理です。
お口に入るミラーやピンセットはもちろん、歯を削る機械(ハンドピース)に至るまで、患者さまごとに交換し、滅菌処理が行われているかどうかが重要です。 当院では、世界基準の厳しい規格をクリアした高圧蒸気滅菌器を導入し、目に見えない細菌やウイルスを徹底的に除去しています。また、コップやエプロンなどは使い捨て製品(ディスポーザブル)を採用しています。
ホームページなどで「感染対策」や「滅菌体制」について具体的に記載されているか確認してみてください。 見えない部分にどれだけコストと手間をかけられるか。そこに、医療機関としての誠意が現れると私は信じています。
ポイント3:「通いやすさ」は治療を成功させる重要な要素
「名医」を探して遠方の医院に通うのも一つの選択ですが、歯科治療の特性上、「通いやすさ」は治療の質を左右する大きな要因になります。
虫歯治療は一度で終わることは少なく、歯周病治療やその後のメンテナンスとなれば、数ヶ月に一度のペースで長く通っていただく必要があります。 「遠くて通うのが面倒になった」「雨の日は億劫だ」となって足が遠のいてしまうと、せっかくの治療も中断することになり、結果的に歯を失うリスクが高まります。
ご自宅や職場からのアクセスが良いこと、生活動線の中にあることは、立派な「良い歯科医院の条件」です。 当院は、都営大江戸線「光が丘駅」から徒歩圏内に位置し、駐車場も完備することで、無理なく通院を継続していただける環境を整えています。
ポイント4:お口全体を任せられる「総合的な対応力」
「虫歯は治せるけれど、親知らずは抜けない」「入れ歯の調整は苦手」といったように、対応できる治療が限られていると、症状が変わるたびに別の医院を探さなければなりません。
長く付き合えるかかりつけ医を選ぶなら、幅広い診療に対応している医院がおすすめです。 虫歯や歯周病の治療はもちろん、予防歯科、審美治療、義歯(入れ歯)、インプラントなど、一口腔単位(お口全体)を総合的に診ることができる医院であれば、年齢とともに変化するお口の悩みにも柔軟に対応できます。
もちろん、大学病院などの高度医療機関との連携が取れているかどうかも、安心材料の一つです。
当院が初診の患者さまに選ばれている理由
ここまで、歯科医院選びのポイントをお話ししてきましたが、私たち松山歯科医院もまた、これらの基準を高いレベルで満たせるよう日々研鑽を積んでいます。
- 徹底した対話: 患者さまの「分からない」をなくすため、丁寧な説明とカウンセリングを最優先しています。
- 安心の衛生環境: 厳しい基準での滅菌・消毒を行い、清潔な診療空間を保っています。
- 継続しやすい環境: 駅からのアクセスに加え、予約の取りやすさやスタッフの対応など、気持ちよく通っていただける配慮を心がけています。
- 家族で通える対応力: 小さなお子さまからご年配の方まで、ご家族皆さまで安心して通っていただける幅広い診療メニューを用意しています。
「ここなら安心して任せられる」 そう感じていただけるよう、スタッフ一同、誠心誠意向き合っております。
歯科医院選びでお悩みの方はご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 「歯医者さんはどこも同じ」ではありません。ご自身の健康観やライフスタイルに合った医院に出会うことが、将来の歯を守る第一歩です。
もし、光が丘で歯科治療や予防についてのご相談なら、ぜひ一度、松山歯科医院へお任せください。 「初めてで緊張する」という方も、まずはお話をするだけでも構いません。 皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
一生付き合える「かかりつけ歯科医」の見つけ方と、当院が大切にしている診療の心構え 2025.06.03

松山歯科医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。院長の松山です。
突然ですが、皆さんにとって「歯科医院」とはどのような場所でしょうか? 「痛くなってから行く場所」「できれば行きたくない怖い場所」…そう感じている方がまだまだ多いのが現実かもしれません。
「近所でどこの歯医者に行けばいいか分からない」「治療の内容が分からなくて不安」 日々の診療の中で、初めて来院された患者さまから、そのような切実なお悩みをお聞きすることがよくあります。 歯科医院選びは、単に虫歯を治すだけでなく、将来のご自身の健康や生活の質(QOL)を左右する非常に重要な決断です。
この記事では、地域の皆さまの健康を守る歯科医師として、私が診療において「譲れないこと」や「大切にしている想い」を、当院の特徴と交えてお話しさせていただきます。 ご自身やご家族の大切な歯を任せるパートナー選びの参考にしていただければ幸いです。
目次
- 通いやすさは「歯を守る」ための第一歩です
- 0歳から100歳まで。人生のパートナーとして寄り添う診療
- 「何をされるか分からない」不安を「納得」の安心へ
- 見えない部分こそのこだわり。徹底した衛生管理
- 「治療の終わり」は「予防の始まり」です
- このようなお悩みをお持ちの方はご相談ください
- まとめ
通いやすさは「歯を守る」ための第一歩です
歯科治療において最も大切なことの一つは、「継続すること」です。 どれほど高度な治療を行ったとしても、一度きりの通院で終わってしまっては、その後の健康なお口の状態を維持することは難しいからです。 特に、歯周病治療や定期的なメンテナンスは、数ヶ月に一度のペースで無理なく通い続けられる環境があってこそ成り立ちます。
当院は、患者さまが生活の一部として自然に通院できるよう、都営大江戸線「光が丘駅」から徒歩圏内という立地にこだわりました。 東京都練馬区旭町に位置し、近隣にはスーパーや公園などがありますので、お買い物のついでや、お子さまとのお散歩の合間にも立ち寄っていただけます。
また、通いやすさは物理的な距離だけではありません。 「ベビーカーだと入りにくい」「足腰が弱って通院が億劫」といった物理的な障壁を取り除くため、院内は段差を極力なくしたバリアフリー設計を採用しています。 専用の駐車スペースも完備しておりますので、お車での通院も可能です。 小さなお子さま連れの保護者の方から、車椅子をご利用のシニアの方まで、誰もが気兼ねなく訪れることができる場所でありたい。それが私たちの願いです。
0歳から100歳まで。人生のパートナーとして寄り添う診療
お口の悩みは、年齢とともに変化します。 小さなお子さまであれば虫歯予防や歯並びの育成、成人の方であれば仕事の忙しさからくるトラブルや歯周病、そしてご年配の方であれば入れ歯の調整や嚥下(飲み込み)機能の維持など、求められるケアは多岐にわたります。
私は、地域医療を担う歯科医師として、「家族全員のお口の健康を任せていただけるホームドクター」を目指しています。 当院では、乳幼児からご高齢の方まで、あらゆるライフステージに対応できる幅広い診療体制を整えています。
特にお子さまの治療においては、「歯医者嫌いにさせないこと」を最優先にしています。 無理に押さえつけて治療をすることは絶対にありません。まずは診療チェアに座る練習、器具に触れてみる練習から始め、お子さまとの信頼関係を築くことに時間をかけます。 「あそこの歯医者さんなら怖くないよ」とお子さま自身が言ってくれるような、温かい場所作りをスタッフ一同心がけています。
「何をされるか分からない」不安を「納得」の安心へ
「口を開けている間に、何をされているのか分からなくて怖い」 「治療費がいくらかかるのか、いつまで通えばいいのか不安」 このような不安を感じた経験はありませんか?
医療において最も大切なのは、患者さまとの信頼関係です。 当院では、治療を始める前の「カウンセリング」に十分な時間を割いています。 専門的な言葉を並べるのではなく、レントゲン写真や口腔内カメラで撮影した実際の写真をお見せしながら、「なぜ痛みが出ているのか」「どのような治療の選択肢があるのか」を、院長である私が噛み砕いて丁寧にご説明します。
また、保険診療で可能な範囲、より美しさや耐久性を求める場合の自由診療の選択肢についても、メリット・デメリットを包み隠さずお伝えします。 私たちが一方的に治療方針を決めるのではなく、患者さまご自身が「これなら納得できる」と思えるゴールを一緒に見つけ出し、二人三脚で治療を進めてまいります。
見えない部分こそのこだわり。徹底した衛生管理
昨今、感染症対策への関心が高まっていますが、医療機関として衛生管理は「当たり前」のことであり、同時に「最も手を抜いてはならない部分」でもあります。
お口の中に入る器具が清潔であることは、安全な治療の大前提です。 当院では、使用する器具(ミラーやピンセットだけでなく、歯を削るハンドピース等も含む)は患者さまごとに交換し、世界基準の厳しい条件をクリアした高圧蒸気滅菌器を用いて、徹底的な滅菌処理を行っています。 また、コップやエプロン、グローブなどは可能な限り使い捨て(ディスポーザブル)製品を採用し、院内の清掃や換気も徹底しています。
こうした「患者さまの目には見えにくい部分」にこそ、医療従事者としての誠意と質が現れると私は考えています。 どうぞ安心して、リラックスした状態で診療をお受けください。
「治療の終わり」は「予防の始まり」です
これまでの歯科医療は「痛くなってから削って治す」という対処療法が主流でした。 しかし、一度削ってしまった歯は、二度と元の状態には戻りません。治療を繰り返せば繰り返すほど、歯は脆くなり、失うリスクが高まってしまいます。
だからこそ当院では、「痛くならないために通う」予防歯科に力を入れています。 治療が完了した日は、ゴールではなく「健康を守るためのスタートライン」です。 定期的な検診では、ご自宅での歯磨きだけでは落としきれない汚れを専用の機器でクリーニング(PMTC)するだけでなく、患者さま一人ひとりの生活習慣に合わせたブラッシング指導や、食生活のアドバイスも行っています。
「80歳になっても自分の歯で美味しく食事を楽しみたい」 そんな患者さまの願いを叶えるため、私たちがお口の健康管理をトータルでサポートいたします。
このようなお悩みをお持ちの方はご相談ください
- 引っ越してきたばかりで、近隣で長く通える歯科医院を探している方
- 小さなお子さまやご高齢のご家族と一緒に通院したい方
- 治療の内容や費用について、しっかり説明を聞いてから判断したい方
- 痛い治療が苦手で、できるだけ負担の少ない方法を希望される方
- 悪いところを治すだけでなく、将来のために予防にも力を入れたい方
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 歯科医院選びは、相性や信頼関係が何よりも大切です。 私たちは、高度な技術の提供はもちろんのこと、患者さまの不安な気持ちに寄り添い、「ここに来てよかった」と笑顔で帰っていただけるような温かい診療を心がけています。
光が丘で歯科治療についてのご相談なら、松山歯科医院へお任せください。 スタッフ一同、皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
歯茎が下がる原因と今すぐできる予防法 2025.05.16

松山歯科医院です。
「最近、歯が長くなった気がする」と感じたことはありませんか?
それはもしかすると、歯茎が下がってきているサインかもしれません。
歯茎が下がる原因には歯周病やブラッシングの癖など、さまざまな要因が関係しています。
今回は、歯茎が下がる原因やそのリスク、予防法まで詳しく解説します。
自分の口腔状態を正しく理解し、将来の歯の健康を守る一歩になります。
「歯が長く見える」状態を放置せず、早めの対策で健康な歯茎を保ちましょう。
目次
歯茎が下がるメカニズムとは
歯茎が下がる状態は「歯肉退縮」と呼ばれ、歯の根元が露出して歯が長く見えるのが特徴です。
歯肉退縮は見た目だけでなく、虫歯や知覚過敏など口腔内のトラブルを引き起こす要因になります。
歯を支える組織が損なわれると、最終的に歯を失うリスクも高まります。
特に歯周病やブラッシングの圧、噛み合わせの不良が原因となるケースが多いです。
自覚症状が出にくいため、日常的なチェックが重要です。
主な原因は歯周病と日常習慣
歯茎が下がる原因の代表は、歯周病です。
歯周病は歯垢に含まれる細菌によって歯茎が炎症を起こし、進行すると歯を支える骨まで影響を及ぼします。
その結果、歯茎が痩せて歯根が露出してしまいます。
また、間違ったブラッシング習慣や過剰な力での歯磨きも歯茎を傷つけ、後退の一因となります。
さらに、噛み合わせの悪さや歯ぎしりも歯茎への負担を増やす要素となります。
日常生活に潜むこれらの要因に注意することが大切です。
歯茎が下がる原因をチェック
歯肉退縮の背景には以下のような原因が考えられます。
- ・歯周病による歯槽骨の破壊
- ・過剰なブラッシング圧や誤った磨き方
- ・歯ぎしりや食いしばりの癖
- ・加齢による歯肉の萎縮
- ・喫煙による血流悪化と免疫力低下
- ・歯並びや噛み合わせの不良
複数の要因が重なることで、歯茎の健康が損なわれやすくなります。
歯茎が下がることで起こるリスク
歯肉退縮を放置すると、口腔内にさまざまな問題が生じます。
歯の根元が露出することで、冷たい飲食物でしみる「知覚過敏」が起きやすくなります。
また、象牙質がむき出しになると虫歯のリスクが高まります。
さらに、歯茎が下がることで歯と歯の間に隙間ができ、食べ物が詰まりやすくなるのも注意点です。
見た目にも歯が長くなり、老けた印象を与える原因となるため審美的な面でも影響があります。
予防に効果的なセルフケアと対策
歯茎の後退を防ぐには、まず正しい歯磨き方法を習得することが重要です。
強く磨きすぎず、歯と歯茎の境目をやさしく丁寧にケアしましょう。
さらに、フロスや歯間ブラシを取り入れることで歯垢を効果的に除去できます。
歯ぎしりがある場合は、ナイトガードの装着などで歯への負担を軽減します。
また、定期的な歯科健診による早期発見とプロによるクリーニングも重要です。
喫煙習慣がある方は、口腔環境改善のため禁煙を意識することも効果的です。
再生治療が可能なケースもある
歯茎が下がってしまった場合でも、状態によっては再生治療が適応されることがあります。
例えば、歯茎を移植したり骨の再生を促す処置などが検討されます。
結合組織移植術やエムドゲイン法といった方法は、見た目の改善とともに再発防止にもつながります。
ただし、すべての症例に適用できるわけではなく、専門的な診査が必要です。
まずは歯科医院での診断を受け、適切な処置を選択しましょう。
まとめ
歯茎が下がる原因には歯周病や強すぎるブラッシング、噛み合わせの問題など多くの要因があります。
症状が進行する前に原因を正しく理解し、毎日のケアと定期的な歯科健診で予防を心がけましょう。
自分の歯茎の変化に敏感になることが、将来の歯の健康を守る鍵となります。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
練馬区光が丘駅周辺の歯医者歯科
『松山歯科医院』
TEL:03-3976-3355
インプラント治療後のMRIは可能?正しい知識と注意点を解説 2025.05.03

目次
松山歯科医院です。
「インプラントをしているとMRIが受けられないかもしれない」と不安に思ったことはありませんか。
医療機関での検査が必要になったとき、金属が入っていると断られることがあるという話を聞くと心配になるのは当然です。
歯科インプラントは体内に金属を埋め込む医療処置であり、MRIとの相性が気になるのはもっともな疑問です。
今回は、インプラント治療後にMRI検査を受けられるのかどうか、その正しい情報と注意点について歯科医療の観点から詳しく解説します。
この記事を読むことで、安心して治療や検査に臨むための判断材料が得られます。
結論として、ほとんどのインプラント治療ではMRI検査を問題なく受けることができますが、例外もあるため事前の確認が重要です。
『インプラント治療後でもMRI検査はできる?』
インプラントを入れているとMRIが受けられないのではと心配される方は少なくありません。
しかし結論からお伝えすると、現在一般的に使用されている歯科用インプラントはMRI検査に影響しない素材で作られており、ほとんどの場合で問題なく検査を受けることができます。
インプラント治療に用いられるチタンやチタン合金は磁力に反応しにくい金属であり、MRI装置の強力な磁場の影響を受けることがないためです。
誤解の多いテーマではありますが、正しい知識を持つことで、治療と検査の両立が可能になります。
『なぜインプラントでMRIが受けられないと思われているのか』
MRIは強力な磁石と電波を使って体内の断層画像を撮影する医療検査です。
検査中には金属が磁場に影響されるリスクがあるため、一般的には金属類を身につけることは禁止されています。
このため、体内に金属製の装置を埋め込んでいるとMRI検査ができないと広く認識されています。
たとえば心臓ペースメーカーや人工内耳、磁石付きの義眼などはMRIが禁忌とされる代表例です。
こうした情報と混同されて、「インプラント=金属=MRIができない」という誤解が生じやすくなっているのです。
『チタン製インプラントは磁場に反応しない安全な素材』
歯科用インプラントに使われている素材は、磁石にほとんど反応しない「非磁性金属」です。
代表的なのがチタンやチタン合金で、これらはMRI装置の磁場に影響を与えることなく、安全に検査を受けることができます。
また、金属アレルギーのリスクも低く、骨との親和性が高いため、医療の現場では非常に信頼されている素材です。
チタンが磁石に吸い寄せられない理由は、その磁性の性質にあります。
- 強磁性金属(磁石に強く反応):鉄、コバルト、ニッケルなど
- 常磁性金属(わずかに反応):チタン、ステンレス、タンタルなど
- 反磁性金属(反応しない):金、銀、銅など
このように、チタンは磁場の影響が非常に少ない常磁性金属に分類されており、MRI検査との相性も良好です。
『注意すべきインプラントの種類とMRI検査への影響』
すべてのインプラントがMRIに対して問題がないわけではありません。
中には磁力を使用して固定する特殊な構造を持つインプラントも存在します。
特に注意が必要なのが「インプラントオーバーデンチャー」と呼ばれるタイプです。
- インプラントオーバーデンチャーの中には磁石を使わないタイプもある
- 数十年前に埋入された旧型のインプラントは素材に注意が必要
- 歯科以外の医療用インプラント(心臓弁や人工内耳など)はMRIに制限あり
このようなケースに該当する場合、MRI検査の前に必ず主治医や歯科医師に相談し、使用されている素材や構造を確認することが大切です。
『MRI画像への影響と検査時のポイント』
チタン製インプラントであっても、MRI画像に微細な影が映り込む可能性があります。
より正確な検査結果を得るためには、MRI検査を受ける際に以下の点を意識しましょう。
- 自分のインプラントがどの素材かを把握しておく
- 磁石を使っているかどうかを事前に確認する
- 可能であればスクリュー固定の上部構造は一時的に外す
- 検査前の問診時にインプラントの有無と素材を申告する
『MRI検査を断られた場合の対処法』
そのような場面に直面した場合の対応策としては、以下の方法があります。
- インプラントがチタン製であることを医師に説明する
- インプラント治療を行った歯科医院に連絡し、仕様情報を伝えてもらう
- 必要に応じて、上部構造を取り外してもらう
- CTや超音波検査などの代替検査を提案してもらう
『まとめ』
インプラント治療を受けた後でも、ほとんどのケースでMRI検査は可能です。
理由は、インプラントの主流素材であるチタンが磁力にほぼ反応しないためです。
ただし、磁石を使ったオーバーデンチャーや古いインプラントの場合には注意が必要です。
検査を受ける際は、インプラントの素材や構造を事前に把握し、医療機関に正しく伝えることが重要です。
万が一断られても、代替手段や対処法はあるため、落ち着いて対応するようにしましょう。
正しい情報を持つことが、安心して治療と検査の両立を行う第一歩です。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
練馬区光が丘駅周辺の歯医者歯科
『松山歯科医院』
住所:東京都練馬区旭町1丁目38−12
TEL:03-3976-3355
インプラントは本当に痛い?治療中と術後の腫れを徹底解説 2025.04.19

目次
松山歯科医院です。
インプラント治療を検討しているけれど「痛みや腫れが怖い」と感じている方は多いのではないでしょうか。
手術を伴う治療と聞くと、どうしても不安が先立ってしまいます。
今回はインプラントの痛みや腫れの実態とその対策を詳しく解説します。
治療中や術後の痛み、腫れの程度、予防方法や注意点を事前に知っておくことで、安心して治療に臨めるようになります。
結論としては、多くの場合、痛みや腫れは一時的で、適切なケアを行えば問題なく回復することがほとんどです。
『インプラント治療中の痛みは?』
インプラント手術中には局所麻酔を使用するため、治療中に強い痛みを感じることはほとんどありません。
麻酔を打つ際の注射に軽い痛みを伴う場合もありますが、表面麻酔で和らげることができます。
手術は骨にインプラントを埋め込む処置ですが、骨自体には痛覚がないため、痛みの多くは周囲の粘膜や歯肉に由来するものです。
術後に麻酔が切れたあとは痛みが出ることもありますが、多くの場合は処方された痛み止めで十分に対処できます。
特に複雑な手術を行わない限り、激しい痛みを感じるケースは少ないです。
『術後の腫れとその対処法』
インプラント手術後には、多くの方が2〜3日程度の腫れを経験します。
これは体が自然治癒反応を起こしているためで、異常ではありません。
特に骨造成や歯肉移植などを伴った場合は腫れが強く出やすく、完全に収まるまでに1週間程度かかることもあります。
腫れが長引いたり、痛みが強まったりする場合は、感染症のリスクも考えられるため早めの受診が必要です。
以下は腫れを軽減するために有効なポイントです。
- 術後の指示に従い薬を正しく服用する
- 血行が良くなる行動(運動や入浴、飲酒)を控える
- 患部を氷ではなく濡れタオルなどで優しく冷やす
- 手術部位に触れない、刺激を与えない
- うがいは強くしすぎず、口腔内を清潔に保つ
これらを守ることで、腫れの程度を最小限に抑えることが可能です。
『痛みや不安が強い場合の対策』
局所麻酔だけでは不安が強いという方には、静脈内鎮静法(セデーション)という選択肢もあります。
これは、点滴によって眠っているような状態で手術を受けられる方法で、歯科恐怖症の方にも有効です。
麻酔医が心拍数や血圧をモニタリングしながら管理するため、安全性も高く安心して治療を受けられます。
音や感覚に敏感な方にとっては、大きな精神的負担を軽減できる手段となるでしょう。
『術前・術後に気をつけるべきこと』
治療の成功率を高めるためには、インプラント手術の前後にいくつかの注意点を守ることが重要です。
特に術前からの体調管理や生活習慣の見直しが、回復に大きな影響を与えます。
- 前日はしっかり睡眠をとり、消化の良いものを食べる
- 術後1週間程度は患部での咀嚼を避ける
- お酒や激しい運動は控える
- 定期的に歯科でメンテナンスを受ける
- 喫煙は術後の回復を妨げるため禁煙が望ましい
こうした日常的な注意が、痛みや腫れを防ぐだけでなく、インプラントの寿命を延ばす結果にもつながります。
『インプラント周囲炎に注意』
インプラントは天然歯と異なり、歯根膜が存在しないため感染に弱く、特に注意すべきなのがインプラント周囲炎です。
これは歯垢や歯石の蓄積により発症するもので、進行するとインプラントが脱落することもあります。
以下のような症状が現れたら、早急に歯科医院を受診しましょう。
- インプラントの周囲に腫れがある
- 出血や膿が出る
- 歯茎が下がり、インプラントが見えてきた
- 違和感やぐらつきを感じる
予防としては、日々の丁寧な歯磨きと、歯科医院での定期メンテナンスが効果的です。
『まとめ』
インプラント治療は手術を伴いますが、適切な麻酔によって治療中の痛みは最小限に抑えられます。
術後には痛みや腫れが出ることもありますが、多くは一時的であり、処方された薬や生活上の注意点を守ることで問題なく回復します。
重要なのは、治療前後のケアと医師の指示をしっかり守ること。
安心して治療に臨むためには、正しい知識と準備が欠かせません。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
練馬区光が丘駅周辺の歯医者歯科
『松山歯科医院』
住所:東京都練馬区旭町1丁目38−12
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