医院ブログ
インプラントの耐用年数を伸ばすための3つのポイント 2023.06.30
松山歯科医院です。
今回は、インプラントの寿命を伸ばすための3つのキーポイントについて述べます。
【1】 定期的なメンテナンスを実施する
インプラントの手術が終了しても、周期的なチェックアップを受けることが重要です。チェックアップのスケジュールや頻度は、口腔の状態や医師の推奨に基づいて変わることがあります。医療スタッフからのアドバイスに従い、自己ケアも怠らないようにしましょう。
メンテナンスでは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、噛み合わせや歯並びの変化も評価されます。全体的な口腔状況を評価することで、最適なケアが提供され、これがインプラントの耐用年数を伸ばすのに役立ちます。したがって、必ず定期的に歯科医院を訪れるようにしましょう。
【2】 生活習慣と自己ケアの改良
インプラントの持ち具合には、セルフケアや日々の飲食習慣が大いに影響します。
適切な治療を受けているにもかかわらず、歯磨きを怠ったり、不規則な飲食習慣、喫煙が続けば、問題が発生しやすくなります。
まず、歯科医師や歯科衛生士のアドバイスに従い、自分で行うケアを続けることが大切です。歯ブラシのみならず、歯間ブラシやデンタルフロスの使用も効果的です。
【3】問題が発生した場合は速やかに相談する
定期的なチェックアップやメンテナンスを行っていても、インプラント関連の問題が100%防げるわけではありません。
何らかの違和感や痛みを感じた場合は、すぐに歯科医院に連絡し、適切な手当てを受けるようにするべきです。
以上の情報が何かのお役に立てば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
練馬区光が丘駅周辺の歯医者
『松山歯科医院』
住所:東京都練馬区旭町1丁目38−12
TEL:03-3976-3355
歯周病のよくある質問③ 2023.06.16
松山歯科医院です。
本日は「歯周病のよくある質問」にお答えします。
Q9.喫煙は歯周病に影響がありますか?
A.
喫煙は歯周病に悪影響を与える要因の一つです。タバコに含まれるニコチンやタールは、歯周組織の血流を悪くし、免疫力を低下させます。これにより、歯周病への抵抗力が弱まり、病気が進行しやすくなります。
また、喫煙者は歯周病治療の効果が非喫煙者に比べて低くなることが報告されています。喫煙をやめることは、歯周病を予防し、治療効果を高めるために重要です。
Q10.歯周病治療で痛みはありますか?
A.
歯周病の治療方法によっては、痛みが伴うことがあります。初期の歯周病であれば、歯石除去や歯ブラシ指導などの痛みの少ない治療が行われます。
しかし、進行した歯周病の場合、歯周ポケットの掃除や歯槽骨の修復などの外科的治療が必要になることがあり、痛みを感じることがあります。
ただし、痛みを抑えるために麻酔を使用することが一般的ですので、治療中の痛みは最小限に抑えられます。
Q11.歯周病の予防法は?
A.
歯周病を予防するためには、以下の方法が効果的です。
正しい歯磨き:適切な歯ブラシや歯磨き粉を使い、歯と歯茎の境目を中心に、丁寧に磨くことが重要です。
デンタルフロスや歯間ブラシの使用:歯と歯の間に残る細菌や食べかすを取り除くことができます。
定期的な歯科検診:歯周病の早期発見と治療が可能です。また、歯科医から正しい口腔ケアの指導を受けることができます。
喫煙の禁止:喫煙は歯周病のリスクを高めるため、禁煙が望ましいです。
健康的な食生活:ビタミンCやカルシウムなどの歯周組織に良い栄養素を摂取し、免疫力を高めることが大切です。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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歯周病のよくある質問② 2023.05.19
松山歯科医院です。
本日は「歯周病のよくある質問」にお答えします。
Q6. 歯肉炎と歯周炎は別物ですか?
A.
どちらも歯周病の一部ですが、歯周病の進行状況によって歯肉炎と歯周炎に分類されます。
歯肉炎は、炎症が歯ぐきに限定されており、歯を支える組織(歯周組織)が破壊されていない状態です。適切な歯ブラシや歯科医院での歯石除去により治療が可能です。しかし、歯肉炎を放置すると炎症が歯ぐきの深部に進行し、歯周炎に発展します。
歯周炎になると、歯周組織が破壊され、歯ぐきが赤く腫れ上がり、歯を支える顎の骨が徐々に溶けていきます。結果として、歯がぐらぐらと動くようになり、最終的には自然に抜け落ちてしまいます。
また、歯肉炎とは異なり、歯周炎によって破壊された歯周組織は元に戻りません。
Q7. 歯周病は全身の病気と関連していますか?
A.
はい、関連しています。
歯周病は、歯ぐきの腫れや出血、歯の抜け落ち、口臭などの口の中の問題だけでなく、歯周病菌や歯周病によって生じた炎症物質が唾液と一緒に飲み込まれることや、炎症を起こした歯ぐきの血管から血流に入り全身に広がることで、全身の病気に悪影響を及ぼします。以下は、歯周病と関連する疾患です。
・動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞)
・感染性心内膜炎
・糖尿病
・早産・低出生体重児出産
・肥満(メタボリックシンドローム)
・誤嚥性肺炎
・骨粗しょう症
Q8.歯周病は年齢に関係がありますか?
A.
歯周病は年齢に関係して発症しやすさが変わります。加齢によって唾液の分泌が減少したり、歯周組織の抵抗力が弱まることで、歯周病にかかりやすくなります。
しかし、歯周病は若い人でも発症することがあり、適切な口腔ケアが行われていない場合は、どの年齢でも発症する可能性があります。年齢に関わらず、日々の歯磨きや定期的な歯科検診を受けることで、歯周病を予防することができます。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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歯周病のよくある質問① 2023.05.02
松山歯科医院です。
本日は「歯周病のよくある質問」にお答えします。
Q1. 歯周病は避けられない病気ですか?
A. 必ず罹るわけではありません。歯周病はプラークや歯石が原因で発生しますが、普段の歯磨きや定期的な歯科検診でプラークや歯石を除去することで予防が可能です。
ただし、特殊なケースとして遺伝性の病気など、予防が難しい歯周病も存在します。
Q2. 歯周病の兆候は?
A. 歯周病は、虫歯のような激痛がなく、徐々に進行し、歯を支える骨を破壊する病気です。
自覚症状としては、歯茎からの出血、口臭、歯が重い感じ、冷たいものに歯が敏感になる、歯がグラグラする感じなどがあります。
Q3. プラークとは何ですか?
A. プラークは、お口の中で歯や被せ物の表面に付着し、細菌とその生成物が集まった塊です。食物の残りではなく、白から黄色でネバネバしたもので歯に付着します。プラーク中の特定の細菌と生成物が歯茎の炎症を引き起こします。
プラークはうがいやスプレー洗浄では除去できず、歯ブラシでこすり落とす必要があります。プラークにカルシウムが沈着すると、歯石になり、さらにプラークが付着し悪化します。
Q4. 歯周病は再発することがありますか?
A. 歯周病は再発の可能性があります。治療後も、適切な歯磨きやメンテナンスを怠ると、歯周病原細菌が活発化し、歯周ポケットが深くなり、短期間で再発することがあります。
歯周病は元の健康な状態に戻らないため、治療後はさらに歯のケアを重視する必要があります。歯の健康を維持するためには、毎日の歯磨きと定期的なメンテナンスが大切です。
Q5. 歯槽膿漏と歯周病は別々の病気でしょうか?
A. いいえ、実際には同じ病気です。
以前、歯周組織の歯肉が腫れ、膿が出る状態を「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼んでいました。
ただし、現在では、歯肉だけでなく、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)を含む歯の周囲の広い範囲に様々な症状が現れることから、「歯周病」という名前が使われるようになりました。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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歯周病と遺伝の関係について 2023.04.21
松山歯科医院です。
今回は、「歯周病は遺伝するのか?」という疑問について解説します。
歯周病は感染症であり、口腔内に存在する歯周病菌が原因で発症します。成人の8割以上が歯周病やその予備軍であるとされているため、「ほとんどの人が歯周病にかかる」と言っても過言ではありません。
では、この歯周病は遺伝の関係があるのでしょうか?遺伝だとしたら、発症しても仕方がないのでしょうか?
結論から述べますと、一般的に歯周病そのものは遺伝しません。歯周病は、歯周病菌が感染して口腔内で増殖し、ヒトの抵抗力とのバランスが崩れた時に発症し進行していく感染症だからです。
この感染経路は現在も明確には分かっていませんが、
・「歯周病菌に感染した後に歯周病を発症するかどうか」に関わる抵抗力の遺伝
・歯垢や歯石の付着しやすさ
・歯周病を発症しやすい歯並び
・唾液の質
などは遺伝する可能性があります。
さらに、歯周病の発症リスクが高まる糖尿病は、遺伝が大きく関与しています。
総じて、一般的に見られるタイプの歯周病については、歯周病そのものは遺伝しないものの、「歯周病にかかりやすさ」は遺伝すると言えます。
少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。
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歯石が付着しやすい場所ってあるの? 2023.04.07
松山歯科医院です。
本日は「歯石が付着しやすい場所」についてお話しします。
歯石は、気づかないうちに徐々にたまっていきます。歯と歯石の色が似ているため、歯石がついていても痛みを感じることがなく、気づかないことが多いです。
そのため、「歯石がある程度たまったら一度に取り除けば良い」と考える人もいますが、実際には歯石を放置すると、悪影響がどんどん現れます。
「歯石が付着しやすい箇所」としては、「①上の奥歯の頬側」と「②下の前歯の裏」が挙げられます。これらの箇所は目に見えにくく、初めは気づきにくいかもしれません。
歯石は「プラーク(歯垢)が涎のミネラル成分の働きで凝固したもの」であり、これらの箇所は「涎(よだれ)が分泌される出口が開いているところ」でもあります。そのため、多量の涎が原因で「プラーク」が早い段階で「歯石」に変質しやすいのです。
また、舌で触るとザラザラするため、歯石が蓄積すると自覚することができます。しかし、積極的に舌で触れる場所ではないため、見逃しやすいこともあります。
毎日のブラッシングでは、上記の2箇所を丁寧に磨くように心がけてください。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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口呼吸による影響とは?② 2023.03.24
松山歯科医院です。
本日は「口呼吸の原因・デメリット」についてお話しします。
◎口呼吸の原因
口呼吸の原因は人それぞれさまざまです。幼いころからの口呼吸の癖がある場合もありますし、歯並びの悪さが原因であったり、鼻炎などの鼻の病気が影響していることもあります。
◎口呼吸のデメリット
【1】虫歯や歯周病の悪化、発症
口呼吸をする人は、口の中が乾燥しています。口腔内が乾燥すると、唾液による自浄作用や殺菌作用、免疫作用、虫歯の再石灰化作用、中和作用が弱まります。そのため、虫歯や歯周病になりやすい状態になります。虫歯ができやすく、歯周病が悪化しやすい環境が続くと、歯の寿命がどんどん短くなります。
【2】口臭が悪化する
口呼吸で口が乾燥すると、細菌が口の中で繁殖しやすい環境になり、口臭が悪化します。さらに、歯周病にかかりやすくなり、進行しやすいため、歯周病が原因となる口臭も発生します。
【3】着色汚れが増える
口の中が乾燥していると、飲食物の色素が流されずに残り、歯が乾燥した状態で着色しやすくなります。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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口呼吸による影響とは?① 2023.03.13
松山歯科医院です。
本日は「口呼吸による影響」についてお話しします。
「歯周病や虫歯の発生や悪化が促進される」
口呼吸を長時間していると、口の中が乾燥してしまい、歯周病や虫歯が発生しやすくなります。本来、涎が担っている「口内の中性維持機能」「虫歯を再石灰化する機能」「免疫機能」「殺菌機能」「口内の自浄作用」が低下してしまうためです。
このような環境が長く続くと、歯を早期に失うことになりかねません。
「口臭がきつくなる」
また、口内の涎が不足していると、口の中の細菌が繁殖しやすくなり、口臭が強くなる可能性があります。さらに、「口呼吸によって歯周病が進行すること」が原因で発生する口臭も悪化してしまいます。
さらに、口呼吸の影響で歯の乾燥が進むと、飲み物や食べ物の色素が歯に沈着しやすくなり、歯の着色が発生しやすくなります。
口臭ケアアイテムを使用することや、しっかりと歯磨きをすることも重要ですが、「呼吸法によっても口臭は変化する」ということを意識することも大切です。
少しでも参考になれば幸いです。
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子供の「むし歯」リスクを確認しましょう。 2023.02.24
松山歯科医院です。
本日は「むし歯チェック」についてお話しします。
「むし歯のリスクチェック」
当てはまる項目が多いほど、むし歯のリスクが高いです。予防・改善に努めましょう。
☑︎甘いおやつや飲み物をよく摂る。
☑︎食事にかける時間が長い。
☑︎過去にむし歯になったことがある。
☑︎歯並びが悪い。
☑︎生えかけの歯がある。
☑︎口内が乾燥しやすい。
☑︎親が「仕上げ磨き」をしていない。
☑︎歯磨きを怠って寝る日がある。
☑︎「フッ素含有歯磨き粉」を使っていない。
☑︎歯に白く濁っている箇所がある。
むし歯リスクを高める要因には、だらだら食べることも含まれますが、急いで食べる必要はありません。「無駄に時間をかけずに食べる」という程度で十分です。
また、子供が歯磨きを自分で行えるようになったら、しっかりと指導し、「仕上げ磨き」も行うようにしましょう。
「最後に」
乳歯にむし歯ができ、治療を怠ると永久歯にも影響が出る可能性があります。生え変わるからといって油断することなく、乳歯の時から「むし歯リスクの低い環境」を整えることが大切です。健康的な歯と歯茎を維持するためにも、良い生活習慣を身につけましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
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定期的な歯科検診の4つのメリット② 2023.02.10
松山歯科医院です。
本日は「定期的な歯科検診のメリット」についてお話しします。
③ 歯科にかかる費用を安く抑えることができる
歯科の定期検診にはお金がかかりますが、さまざまな病気の早期発見、早期治療に繋がるため、最終的な費用を抑えることに繋がります。
例えば、虫歯や歯周病が重症化してしまうと、歯の神経をとる根管治療が必要になったり、何度も何度も繰り返しの通院が必要になったりと、コストがかかります。
時間も短縮されるので、患者さまにとって、歯科検診を受けていただくことは大きなメリットと考えます。
④ 自分の歯を長く保てる
歯は2度と再生することがないため、大切にしなくてはならない部分です。
削っても、失っても、元に戻ることはないのです。
セラミックなどの良い材料も増えてきているので、虫歯治療後などの審美性はある程度保たれますが、噛み心地に関しては、自分の歯の方が圧倒的に良いです。
自分の歯を長く使い続けるためにも、毎日のお手入れや定期的な歯科検診を心がけてください。
また、受診は家族全員が望ましいです。
虫歯や歯周病の原因菌は唾液を介して、人から人へ、移るものですので、お子さんや配偶者、恋人なども一緒に検診を受けることをおすすめしています。
1人の人の予防効果を万全にしても、周りから菌をもらってしまうことはよくあります。
同じ食器でおかずを分け合ったり、歯ブラシ同士が接触したり、気をつけていても、普通に生活していて菌が入り込むケースは多々あるのです。
特に小さなお子さんのいる家庭では、そういった場面が多くなるため、親子で定期検診を受けることをおすすめします。
少しでも参考になれば幸いです。
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