医院ブログ

定期的な歯科検診の4つのメリット① 2023.01.26



松山歯科医院です。
本日は「定期的な歯科検診のメリット」についてお話しします。

① 虫歯と歯周病の予防ができる

定期的な歯科検診は、虫歯や歯周病の予防の他、早期発見にもメリットがあります。

虫歯や歯周病の予防法としては、毎日のお手入れが欠かせませんが、100%完璧にお手入れできる人はほとんどいません。
歯と歯の間や歯と歯肉の境目など、”綺麗にしているつもり”でも、汚れが溜まってしまうものなのです。

歯科検診は、歯のクリーニングも行いますので、普段の歯磨きで溜まった汚れも綺麗に清掃できます。
硬くこびりついた歯石もしっかり除去できるのがポイントです。

また、フッ素の塗布も加えて行い、虫歯に強い歯にします。
歯磨き粉にも含まれていますが、歯科医院で取り扱うフッ素は濃度が高く、歯磨き粉以上の効果に期待できます。

② 二次虫歯の発見・予防ができる

虫歯の再発のことを”二次虫歯”といいます。

虫歯の治療といえば、詰め物が主流で、細菌の侵入を防ぐ役割があります。
ただし、この詰め物は半永久的に使用できるものではなく、長く使い続けることによって、減ったり欠けたりといった劣化が起こります。

こうなると、歯との接着が弱まり、細菌の入り込むすきが生じるなどして、二次虫歯に繋がるというわけです。

歯科検診は、虫歯の治療痕の様子も診てくれるので、二次虫歯の予防もできます。
万が一、詰め物に劣化がみられる場合には、一度取り外し、再度詰め物を詰めるといった処置がとられます。

治療痕の確認は、既に二次虫歯に侵されている場合の早期発見にもなります。
虫歯はとにかく早期治療が大切ですので、虫歯が治っても、定期的な検診を受けるべきといえます。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 
練馬区光が丘駅周辺の歯医者
『松山歯科医院』
住所:東京都練馬区旭町1丁目38−12
TEL:03-3976-3355

インプラント治療後に気をつけることとは? 2023.01.14



松山歯科医院です。
本日は「インプラント治療後に気をつけること」について解説していきます。

インプラント治療を受けた後は、医師の指示を守ることが大切です。
しかし、初めて手術を受けた方にとっては、腫れや痛みなどの術後症状に不安を感じることもあると思います。この記事では注意点や適切な対処法をご案内します。

◎インプラント手術直後は制限が多い

まず手術から1〜2週間での経過についてです。
インプラント治療の手術は、患者さんの希望にもよりますが、局所麻酔か静脈内鎮静法で行われ、おおよそ2〜4時間で麻酔の効果が切れます。痛みや腫れは術後3日目くらいにピークを迎えますが、1週間ほどで軽減されます。
また、手術後は濃い紫色の内出血が出ることがありますが、2週間ほどでなくなりますのでご安心ください。

また、インプラント手術後は、咀嚼など通常通りに口を使用できるようになるまで、一定の期間がかかります。
インプラントを埋め込むために、顎骨の厚みが必要ですので、厚みが十分な場合は1回法、そうでない場合は2回法という形で手術の種類が大きくわけて2つあります。

2回法の場合は、一回目の手術の後。3~6ヶ月後に2回目の手術を行います。
この間、患者さんには十分なケアをしていただくことが大切となります。
ケアを怠ると傷の治りが悪くなり、感染症にかかる可能性があります。術後は慣れとともにセフケアがおろそかになりがちですので、痛みや腫れに注意し、医師の指示に従いながら治療を進めてください。

◎手術後から1週間

①麻酔がきれるまで

麻酔が切れるまでは、食べ物や飲み物を口にする際は気をつけましょう。
口の中が麻痺しているため、やけどをしたり、無意識に頬や唇、舌を噛んでしまったりする危険性があります。術後数時間はせんべいやあめなどの硬いもの、辛いものやガムなどの刺激物は控え、お腹が空いたらおかゆやスープ、ゼリー、プリンなど噛む必要のないものを食べるようにすると、このリスクを最小限に抑えることができます。

また、噛むのは治療部位と反対側で行うようにします。食事は急がず、ゆっくり味わって食べることで、不快感や食べにくさを軽減することができます。

②出血が落ち着くまで

手術後一定期間は出血しやすいので、ご自身でも止血を行う必要があります。
出血してしまったときは慌てず、清潔なガーゼで患部をしっかりと噛んで圧迫止血してください。10分~15分ごとにガーゼを交換するようにしてください。
血液や唾液の排出量に驚くかもしれませんが、出血が抑えられていれば、翌日には出血が収まるはずです。それでも心配な場合は、マスクを着用し、下にティッシュを挟むようにしてみてください。

③入浴と運動を控える

入浴や運動も、痛みや出血の原因となります。
シャワーは3日間避け、激しい運動は1週間控えてください。ウォーキングなどの軽い運動も2~3日控えてください。

④禁煙と禁酒

出血や治癒の妨げになるため、飲酒や喫煙は控えましょう。
お酒は血圧がたかまり、タバコは血流を妨げます。ですので出血のリスクを高め、傷の治りを遅くしてしまいます。
また、喫煙にかんしては、歯周病のリスクも高めインプラントの寿命を短くしてしまいますので、インプラント治療を機に禁煙を推奨しております。

⑤セルフケアについて

インプラント手術後の口腔衛生を適切に保つために、歯を磨くときは毛先の柔らかい歯ブラシを選びましょう。インプラントを埋入する部分の周辺を磨くと、痛みを感じたり、傷口が開いてしまったりする可能性があるので避けてください。

抜糸までの7~10日間は専用のうがい薬が用意されることが多いです。痛みが出ないように、優しく軽くうがいをするように心がけましょう。

また、術後痛みが出る場合は鎮痛剤を服用して対処しましょう。1週間ほどで治まりますが痛みが続くようであれば、担当医に相談してください。

⑥服薬について

処方された抗生物質は効果を発揮させるために中断することなく服用してください。
自己判断で服用を中止したり、アルコールと併用したりすると、効果がなくなったり耐性菌が発生したりする可能性があるので、絶対にしないでください。

また、インプラント手術後、一定期間経過しても出血、痛み、腫れなどの身体症状が続く場合は、すぐ医師に相談する必要があります。治療部位からの出血は通常1~2日で止まりますが、出血が続く場合や鼻からの出血が見られる場合は、治療部位周辺に問題がある可能性がありますので、出血の頻度や量などを医師にお伝えください。


【まとめ】

インプラント治療を成功させるためには、術後のケアが最も重要です。医師の術後ケアの指示を守るようにお願いします。
痛み、腫れ、違和感など、一般的な術後の症状には慣れるまで時間がかかるかもしれませんが禁煙など自己管理はもちろんのこと、施術部位のメンテナンスも重要なポイントですので歯科医院での定期メンテナンス、自分自身の健康にも気を配ることが重要です。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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インプラント治療前に気を付けるべきこととは? 2022.12.15



松山歯科医院です。
本日は「インプラント治療前に気を付けるべきこととは?」というご質問にお答えします。

インプラント治療を受ける前に気をつけるべきこと!

インプラント治療は手術を行う必要がありますので、不安を抱えている方も多いと思います。この記事では、インプラント治療前の過ごし方や注意すべきことをお伝えします。

①インプラントについて十分理解した上で決定する

どの治療にも共通して言えることではありますが、インプラント治療にもメリット・デメリットがあります。インプラント治療を決める前にまずここはしっかりと確認するようにしましょう。

インプラント治療では手術をおこなうため、治療期間が長くかかります。手術が短時間で終わって完全に治療が完了するまで期間がかかり、完了後も定期的なメンテナンスが必要です。

また、保険内診療に比べ、治療費が高いです。 インプラント治療は保険適用外で、平均的な治療費はインプラント1本あたり30万円から40万円かかり、インプラント治療を行うためのその他治療なども必要になる場合はさらに高額になる可能性があります。

インプラントは一生ものではない。ということを理解しておくことも重要です。
インプラントと被せ物は虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎と言われる疾患によりインプラントの寿命が短くなってしまうこともあります。ですので、定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。

②持病での服薬の相談や、風邪など体調不良に整える

持病で服薬、投薬している方は、医師への相談を必ず行ってください。
また、インプラント手術を行う際には体調管理にも気をつけましょう。
口腔の手術ですので、咳や鼻水、また局所麻酔、静脈内鎮静法(全身麻酔)も行いますので、手術に支障が出たり、場合によっては手術を行うことができないケースもありますので主治医に相談するなど気をつけるようにしてください。

③タバコを控える

インプラント治療を行うにあたり、禁煙することが理想です。
タバコには血行を悪くし、骨の代謝を阻害する可能性がありインプラント行うにあたり、また予後へも悪影響を与えます。

インプラントを埋入した後、患者様が禁煙することも珍しいことではありません。

④手術当日は車の運転はできません

手術当日は車で移動せず、他の交通機関を使用するか、ご家族に運転してもらってください。

インプラント手術には必ず麻酔が必要なため、運転中に麻酔の影響で事故などのリスクがあるため別の交通手段を探すか、ご家族に運転してもらうなどをしてください。

⑤手術後に気をつけるべきことを理解する

手術後には気をつけて生活するべきことがいくつかあります。
生活に支障がでないよう、手術の予後に影響がないように十分に理解しておきましょう。

手術後は口に傷がついており、インプラントが骨に安定するまでにも時間がかかります。
まず、手術当日は入浴はせず、軽くシャワーを浴びる程度にしましょう。
また、運動は2日〜3日は運動は控えてください。直接傷に触れるようなことでなくても傷が開いてしまったり、出血のリスクもあります。

また、固い食べ物、熱い、辛い食べ物は控えることや、歯ブラシで患部に触れないようにして、傷に刺激を与えることは控えてください。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 
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親知らずの周りの歯は虫歯になりやすい? 2022.11.18

松山歯科医院です。
本日は「親知らずの周りの歯は虫歯になりやすい?」というご質問にお答えします。

親知らずは通常、縦向きに生えてくることは少なく、ほぼ必ず横方向に生えてきます。そのため、歯磨きでは汚れが落ちにくく、奥歯の親知らずと第二大臼歯の間にある空間に汚れがたまりやすくなります。

そのため、第二大臼歯も親知らず自体も虫歯になる可能性が高くなります。

・智歯周囲炎とは

虫歯になった親知らずは抜歯で治療することができます。しかし、第二大臼歯はそう簡単にはいきません。そのため、親知らずが虫歯になる前に予防しておくことが必要です。また、親知らずは生えている角度の関係で、歯と歯の間のスペースができてしまうことが多くなります。そこに食べかすがたまり、親知らずの周囲が不潔な状態になってしまうと、親知らずの周囲の歯ぐきに「智歯周囲炎」という炎症が起こることがあります。この炎症が起こると、歯ぐきが腫れたり、強い痛みを感じたりすることがあります。

智歯周囲炎がひどくなると、口が開きにくくなったり、顔が腫れたりすることもあります。すぐに歯を抜くことができないため、治療には時間がかかります。

・親知らずと顎関節症、口臭

親知らずの周りに食べかすが溜まることで口臭の原因にもなります。さらに、親知らずの角度しだいでは他の歯と接触し、顎の動きが正常でなくなることで顎関節症を引き起こす可能性もあります。正しい角度で生えていない親知らずは、様々なリスクがあるのです。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。

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ホワイトニングのよくある質問② 2022.11.04



松山歯科医院です。
本日はホワイトニングのよくある質問にお答えしていきます。

Q.ホワイトニングとクリーニングの差は?

ホワイトニング:ホワイトニングジェルを歯の表面に塗布して、歯の内側を漂白することによって歯の色そのものを明るくする
クリーニング:歯の表面に付着した汚れ(煙草のヤニや茶渋など)を除去して歯を綺麗にする

そのため「歯の色を改善したい場合」でも、

歯の内部にも着色している→ホワイトニングがおすすめ
歯の表面に着色している→クリーニングがおすすめ

ということになります。また、内部にも表面にも着色しているのであれば、「クリーニング→ホワイトニング」と進めるのが普通です。

いずれにしても一般の方に判断できることではありませんから、まずは歯医者を訪れて相談してみましょう。

Q.ホワイトニングに対応していない歯は?

ホワイトニングが可能なのは自然の歯のみです。人工のインレーやクラウンをホワイトニングすることはできません。また、抗生物質などの薬の影響で酷く変色しているケースでは、ホワイトニングの効き目が落ちるかもしれません。
そして重度の虫歯や知覚過敏がある歯に関しては、先にそれらを治す必要があります(歯のコンディション次第ではホワイトニングができない場合もあります)。

Q.ホワイトニングは危険ではありませんか?

ホワイトニング先進国の米国では、「FDA(米国政府食品医薬品局)」によって認可されており、これまで数十万人が実行しています。また、ホワイトニングの安全性に関しては、たくさんの論文や研究によって証明されています。

Q.ホワイトニングの痛みは?

ややしみる可能性はありますが、痛みに襲われることはほぼありません。また、ホワイトニングの影響による知覚過敏の出方も人それぞれであり、歯質(亀裂や厚みなど)によって一時的にしみる方もいれば、全くしみない人もいます。
それから下の歯は、上の歯よりも薄いためしみやすいと言えます。

ただ、いずれにしてもホワイトニング中~直後に発生するこれらの症状は、しばらくすればおさまります。そして治療後にフッ素を塗布したり、ホワイトニングの時間を短めにしたり、ホワイトニング剤の濃度を低くしたりすれば、症状を抑えることも可能です。

Q.ホワイトニングに関して気をつけるべきことは?

ホワイトニング期間中は「色の濃い飲食物」をできるだけ摂らないようにしましょう。
また、ホームホワイトニング(家でするホワイトニング)では、前もって説明された方法を厳守しなければなりません。
さらにホワイトニング中に知覚過敏や違和感が出る場合もあります。ですが、ホワイトニングの回数や時間を変えれば症状を和らげることができます。
その他、必ずドクターの指示に従ってください。

Q.ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングは両方行うべき?

まずそれぞれの特徴は以下の通りです。

オフィスホワイトニング:歯医者で行う。1回だけで終わるため手軽。忙しい方におすすめの方法
ホームホワイトニング:自宅で行う(セルフ)。都合がつくタイミングで行えばいいものの、一日で完了するわけではないため地道に取り組む必要があります。

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングのどちらかだけでもホワイトニング効果が望めます。
ただ、よりしっかりと白くしていきたいのであれば、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを両方行うことを推奨します。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 
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歯の矯正において頭痛が発生しやすいタイミングは?② 2022.10.21

歯の矯正において頭痛が発生しやすいタイミングは?②



松山歯科医院です。
本日は「歯の矯正において頭痛が発生しやすいタイミング」についてお話しします。

4:硬い物を食べるとき

矯正期間中に硬い物を食べることで、歯の痛み・頭痛が発生・悪化することもあります。
そして一口に「硬い物」と言っても種類があります。
「硬度が高いもの」以外にも影響が出やすい食べ物があるので気をつけてください。
単純に硬い物:せんべいなど
噛みごたえのあるもの:ホルモンなど
噛み切りにくいもの:するめなど

「装置によって、あえて歯の根っこが動きやすい状態にしている」ため、硬い物を噛むと歯が多少グラグラして痛みを感じやすくなるのです。ですから硬い物を食べる際は細かくカットしたり砕いたりしてからにすることをおすすめします。

5:食いしばりの影響

歯の食いしばりをしていると歯の痛み・頭痛などに襲われるかもしれません。
矯正中は装置によって歯がスライドしやすい状態にしていますから、食いしばりで力を加えてしまうことにより、神経に刺激が及んでしまい、その影響で痛くなる可能性があるのです。
特に睡眠中の食いしばりは意識してやめることはできず、そのまま起床時に痛みに襲われるケースが多いですから、症状が酷いのであれば一度歯科医院で相談することを推奨します。
そして日中の活動時に食いしばりをしている場合は、意図的にやめてみましょう(痛みや矯正への影響を抜きにして考えても、食いしばりは好ましいことではありません)。
ちなみに食いしばりをしない人でも、矯正期間中は力が入り、アゴ・首・肩付近が緊張して、朝起きた際に頭痛に見舞われる場合があります。

6:歯磨き時

歯磨きなどで軽い力が及ぶだけでも歯の痛み・頭痛が発生するかもしれません。
ですがブラッシングをしないわけにはいきませんから、鎮痛剤を使ってでも歯磨きは行ってください。もちろん痛いからといって雑に済ませてしまうのも厳禁です。普段通り丁寧にブラッシングしましょう。

7:メンタル面のストレスが及んだとき

メンタル面のストレスの影響で頭痛が発生する場合もあります。
「歯の痛みそのもの」や「矯正による不便」などによってストレスが蓄積すれば、自律神経が不安定になり、頭・肩付近の筋肉が収縮し、頭痛になりやすくなります。
また、自律神経が乱れていると身体が緊張しやすくなり、無意識時や睡眠中に食いしばりをしてしまい、その影響で頭痛が発生することもあります。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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歯の矯正において頭痛が発生しやすいタイミングは?① 2022.10.07



松山歯科医院です。
本日は「歯の矯正において頭痛が発生しやすいタイミング」についてお話しします。

矯正ではブラケットやワイヤーなどを使って歯に力を加えてスライドさせていきます。そのため個人差はあるものの、違和感や痛みが生じるものです。

中には頭痛に襲われる人もいます。
そこでここでは頭痛が発生しやすいタイミングなどについて解説していきます。

『1:エラスティックゴムをかけるとき』

エラスティックゴムとは歯の矯正に使う小さな輪ゴムのようなものであり、下アゴと上アゴにまたがるように掛けることで、歯を適切な位置へと導くことができます。
そしてエラスティックゴムをつけるとき・外すときに歯の痛みや違和感に襲われるケースがあります。「装置の力が歯に及んで歯がスライドし始めること」が主な原因とされています。

ただ、1~2週間程度で慣れてきて痛みが引いていく方が大半です。しかしこれにも個人差があり、痛みが長引いてしまう人もいれば、痛みが全く出ない方もいます。

『2:初めて装置をつけるとき』

ブラケットやワイヤーなどの装置をつけるときに、歯の痛みや頭痛に見舞われる可能性があります。装置による歯に力を加えてスライドさせているからです。

数日ほどで痛みや違和感が引いていく方が大半です。ただ、これにも個人差があり、痛みが長引いてしまう人もいれば、「違和感は発生しても、痛みはほぼない」という人もいます。

『3:装置の調節時』
矯正装置をつけてからも調節をしなければなりません。医院によって調節するペースは異なりますが、一例として1か月に1回ほどの頻度で装置の調節を行うことになります。

この調節時にはどうしても歯に大きな力が及びますから、慣れるまで歯の痛みや頭痛が生じやすくなります。

少しでも参考になれば幸いです。
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虫歯についてのQ&A② 2022.09.26



松山歯科医院です。
本日は虫歯についてのご質問にお答えします。

「Q:やはり電動歯ブラシは効果が高いですか?」
A:「普段の手磨きの質」によるため、優位な違いはないとされています。

ただ、「手が疲れて適切なブラッシングができない」という人は少なくありませんから、電動歯ブラシに変更することで、明らかに歯磨きの仕上がりが向上する方もいます。

ですが電動歯ブラシの使い方が良くないと、歯肉や歯にダメージを与える可能性もありますから気をつけてください。

「Q:歯間ブラシやデンタルフロスは使うべきでしょうか?」
A:使う必要があります。歯間ブラシやデンタルフロスには以下のことが期待できるからです。

・ブラッシングしにくい場所のバイオフィルム(色々な菌が集まって歯の表面にくっついた膜)を取る
・(年齢などの影響で)歯肉が下がるなどして、根がさらけ出されている場所をきちんとキレイにする

普通のブラッシングだけで口の中の汚れを全て除去することはできません。
ですから、ぜひ歯間ブラシやデンタルフロスも使ってください。「就寝前のブラッシング時」だけで構いません(最も丁寧に磨くべきタイミングであるため)。

ただ、デンタルフロスを使うときに力を入れすぎたり、サイズの合わない歯間ブラシを用いたりすると、歯肉が下がるかもしれません。ですから、一度歯医者のドクターに相談してみることをおすすめします。

「Q:「コーラなどの炭酸飲料が歯を溶かす」というのは事実ですか?」
A:事実です。

エナメル質の臨界はph5.5ほどですが、コーラをはじめとする炭酸飲料はph2.5程度ですから歯を溶かします。その他、ph2.5ほどのレモン、ph3.0ほどのワインなどについても同じことが言えます。

そのため涎による中和と再石灰化が非常に重要です。

さて、歯に強酸性の飲食物が触れ続けることは、歯にとって大きな負担となります。そして「口の中の酸性の影響で歯が溶けること」を「酸蝕症」と言います。虫歯とは違うものですが、酸蝕症になっている=「酸を好む細菌が殖え、酸を苦手とする細菌が減る」ため、虫歯のリスクが上がります。

ただ、短期間で歯が溶解するわけではありませんから、普通の食生活の方であれば過剰に心配する必要はありません。
ですがそれでも不安なのであればコーラなどはストローを使って飲むと良いでしょう(歯に触れにくくなるため)。

また、頻繁に吐いてしまう方は「嘔吐物の酸性」が悪さをする可能性があるため注意が必要です(もちろんそれ以前に嘔吐自体を治すべきですが)。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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健康で長生きするための知識を身につけよう!オーラルフレイルとは? 2022.09.09



松山歯科医院です。
本日は「オーラルフレイルとは?」についてお話しします。

 
・健康で長生きするためには「フレイル」の理解が重要

フレイルとは、病気や加齢によって、筋力の維持や認知機能などの日常生活機能が低下している状態です。
その結果、要介護になる確率が高く、健康に年を重ねる人の割合が低くなります。
つまり、「健康」と「要介護」の中間の状態がフレイルといえます。

また、口の中の機能がやや低下する「オーラルフレイル」は、フレイルになる前の段階で起こる可能性があることが分かってきています。
つまり、健康寿命を延ばすためには、オーラルフレイルが出ていないかチェックすることが重要なのです。

・オーラルフレイルを示すサインは?

オーラルフレイルは、次のような症状が伴います。

・食事中に誤ってこぼすことが日常的にある
・頻繁にむせる
・かたい食べ物が噛めない
・柔らかい食べ物ばかりを好む
・滑舌が良くない
・口の中が乾燥している

治療を受けないで放置するのは、オーラルフレイルを悪化させる一方です。
これまでのデータによると、オーラルフレイルがある人は、ない人に比べて不健康になり、要介護状態になるリスク・死亡リスクが約2倍あると言われています。

口腔内の少しの変化が、体全体の衰えの前兆になるのです。

・オーラルフレイルを防ぐために

オーラルフレイルを予防するためには、口腔内と歯の健康を維持することが必要です。日頃から歯科医院で検診やクリーニングを受けることで、歯周病や虫歯など、口腔内のトラブルを予防することができます。

自分の口の中の状態を認識すれば、結果的に歯磨きもしっかり、ていねいに行うことができるようになります。

・オーラルフレイルを改善する方法

オーラルフレイルは、初期の段階で発見し、適切な予防処置を施すことで、本来の健康な状態に戻すことができます。

口の周りを取り囲む筋肉を鍛えることで、噛む力や飲み込む力を維持することが可能です。

その結果、表情が豊かになったり、滑舌が良くなったりすることで、コミュニケーションが取りやすくなるなど、充実した人生を送ることができるようになるのです。

ここでは、私たちがおすすめする、健康なお口を維持するためのエクササイズをご紹介します。
体を鍛えるために歩いたり走ったりするのと同じように、お口も鍛えることができるのです。

少しでも参考になれば幸いです。
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虫歯についてのQ&A① 2022.08.26

松山歯科医院です。
本日は虫歯についてのご質問にお答えしていきます。

​​Q:冷たいものが歯にしみる場合は必ず虫歯なのでしょうか?
A:虫歯でないケースも多いです。

歯がしみるのは「知覚過敏」の影響である場合が多いため、虫歯でない可能性の方が高いです。

ただ、虫歯のせいで冷たいものが歯にしみることも当然ありますし、そういったケースでは虫歯がかなりエスカレートしていると考えるべきです(虫歯は一定以上に悪化しないと痛くならないものです)。

知覚過敏であっても虫歯であっても(それ以外でも)、無視するべきではありませんから、一回歯医者に行くことをおすすめします。

Q:「虫歯だけれど削る必要はない」と言われました。軽い虫歯の段階で削って治療するべきではないのでしょうか?
A:虫歯については「削らないで様子を見る」方が良いケースも多々あります。

以下のどちらかに該当する場合は「削らない」と判断される可能性が高いです。
1:穴があるもののかなり小さく、治療をするとなれば健康な歯を多く削ることになる
2:歯の表面に変色などがあるものの、穴はない(虫歯が内部に届いているわけではない)

特に2については、削る必要性はほとんどありません。歯の再石灰化の影響で、見た目が完全に回復することも珍しくないくらいです。

1に関してはドクターによって考え方が違います。まずは主治医ときちんと相談し、何か気になる部分がある場合は、他の歯医者に行って話を聞くのも良いでしょう(セカンドオピニオン)。

Q:食事を終えてすぐにブラッシングをするのは良くないと聞きましたが、実際にはどうなのでしょうか?
A:酸性の強い飲食物を摂ってから30分以内にブラッシングをすると、歯が多く削れるというデータは存在します。

そのため食事を終えてから30~60分ほど経過してからブラッシングをする方が良いという意見も多いです。ただ、「酸性の強い飲食物を頻繁に摂っている」のでなければ、そこまで心配する必要はないとされています。

※やむを得ず食後に即就寝する場合は歯を磨きましょう。
※酸性の強い飲食物:柑橘類、炭酸系のジュース、赤ワイン、ビールなど

少しでも参考になれば幸いです。
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